Cuba 9 : ゲバラの街、サンタ・クララと大当たりのカサ

カヨ・サンタ・マリアからサンタ・クララへ

悶々とした気持ちを抱えたままホテルをチェックアウトし、ビアスールを待ちながらロビーで待った。

「どうやって乗るんだろう？」と思ってたので前日バスを降りる時、車掌のオヤジに聞くと「13：50にここに来るから」と言われた。
このバスは恐らくトリニダーから毎日1往復しているのだろうと想像。
往路が遅れたのかバスは30分以上遅れて到着し、他のホテルを周りながらサンタ・クララへと向かう。

相変わらずの落ち込んだ気持ちだけれど、窓の外を眺めると、やっぱり海はキレイだった。

サンタ・クララまでは2時間40分、13USD。
あっという間に到着した。

サンタ・クララの大当たりカサ

バスがサンタ・クララへ到着すると、客引きが群がってくる。

「タクシー！！！」

という声を無視して荷物をピックアップしてターミナルへ入るも、さらに客引きが付いてくる。
キューバの客引きは嫌ではないけれど、バスを降りたら一息吐きたいのが本音。
ちょっと放っておいてほしい。ｗ
サンタ・クララのビアスールターミナルは中心部から少し離れていて歩くには厳しい距離だから、タクシーには乗るけど・・・。

適当にあしらいながら歩いてたのだけどカサの客引きのお兄さんがいて、お家は悪くなさそうだったのでOKすると、タクシーのオヤジが「そこに連れてってやるから俺のタクシーに乗れ」。

ということで全てが決まってしまった。ｗ

タクシーのオヤジとカタコトのスペイン語で話しながらカサに到着すると、お母さんが笑顔で迎えてくれた。

こじんまりとしたお家はとてもキレイで、リフォームしたばかりだということが想像できた。
部屋にバス・トイレが付いてたし、ミニバーもあり。
2階のバルコニーにテーブルとロッキングチェアー、屋上にはブランコもあった。
これで朝食込み15CUC。
場所はもちろんサンタ・クララ中心部、Parque Vidalのすぐ近く。

今回キューバで泊まったのカサの中で一番！！

ゲバラの街、サンタ・クララ

サンタ・クララはゲバラの街。カストロ議長がゲバラに贈った街。
だから街中にゲバラがいっぱいだし、ゲバラのお墓もここにある。

カサに荷物を置いてからカテドラルやゲバラ、カストロ議長を眺めながらのんびり歩く。

サンタクララは、他の街よりゲバラやカストロ議長がいっぱいあった。

歩いて向かったのはゲバラ廟。

ここにはゲバラとボリビアのゲリラ戦で亡くなった戦士たちが眠っている。
広い広い広場を前に、大きなゲバラが前を見つめて立っていた。

ゲバラの足元には“Hasta la victoria siempre” （アスタ・ラ・ヴィクトリア・ シエンプレ）、「勝利に向かって、常に」。

ゲバラの言うゲバラの思う”勝利”って何だろう。
ゲバラは死ぬとき何を思ったのだろう。

とりとめもなく考えながら広場を見まわすと、どうやらこの広場はWi-Fiが使えるようで、スマホを手に持ったキューバ人の姿もチラホラ見られ、そういう「日常の場」になってることも微笑ましく思えた。

ちなみにボリビアのゲリラ戦には日系人も参加しており、その方をモデルにした映画がオダギリジョーの「エルネスト」。
全編スペイン語だしハバナの街並みも沢山出てくるので、キューバに興味がある方は是非。

エルネスト〜もう一人のゲバラ〜 [ オダギリジョー ]

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夕暮れの街を歩いて中心部へ。
キューバは青空も素敵だけれど、夕暮れの雰囲気もまた美しい。

翌日は、お家でご飯を食べて昼寝をして、お昼近くなってから出発。

まずはThe armored train parkへ。（入場料1CUC）

ここはゲバラが政府軍の列車を襲撃したところで、置かれた列車の中に武器や資料などが展示されている。
展示の数はそれほど多くはないけれど「キューバ革命」では重要な場所。

すぐそばには現役の線路もある。

さらに歩き、「ゲバラと子供の銅像」まで。

この銅像、遠目ではゲバラが肩に子供を乗せて歩いてる像なのだけれど、良く見ると小さなギミックがいっぱいあり・・・

ゲバラの方に馬？ロバ？が乗ってたり・・・

ベルトには小さな兵士がいたりとなかなか面白い。

こんな感じで中心部に戻りカフェでのんびりして、夕方のバスでハバナへ戻った。
ハバナへは4時間弱、18CUC。

言い訳をすると、サンタ・クララの2日間は風邪が悪化して疲れも相まって具合がよろしくなく、あまり出歩けなかったのよね・・・
気力も湧かなかったので中心部の広場に面したホテルのカフェでアルコール抜きのピナコラーダを飲んでダラダラしてしまった。ｗ

ここのピナコラーダはビックリするほど美味しくて、ついついお代わりしてしまったのだった。