Cuba 8 : 超絶美しいビーチ、カヨ・サンタ・マリアでの気分が上がらない滞在

早朝の別れと極寒バスでの移動

早朝6時すぎ。
まだ暗いトリニダーの道をM君と二人歩きバスターミナルへ歩く。

ここからはまた1人旅が始まる。次の目的地「カヨ・サンタ・マリア」へ行くのは私1人。
M君とバイバイをして、チェックインをしてチケットを発行してもらい荷物を預け、外の縁石に座りながら一服。
夜が明ける様子を眺めながらバスを待った。

定刻の7時を過ぎてからバスが到着し、バスに乗り込むと「寒い」・・・。

キューバのビアスールは漏れなく極寒。
最初この情報はM君がネットで見つけ教えてくれ、ハバナからトリニダーへ移動する時は長袖のパーカーを持って乗り込んだのだけれど、それでも寒く私は風邪を引いていた。w

そして今回のバスも寒い。
思えばフィリピンや東南アジアでもバスや建物の中が寒く風邪を引いたことを思い出しながら服を着込んだ。
暑くて貧しい国では「エアコンが効いた環境」は一種のおもてなしなのだろうけれど、勿体ないよな・・・といつも思ってしまう。

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出発して少しすると、車掌のオヤジが周ってきて「どこのホテルへ行くんだ?」と聞くのでホテルの名前を告げる。
ホテルの前まで送ってくれるらしい。
カヨ・サンタ・マリアはリゾートホテルが並ぶ場所だし、バスターミナルがあるのか、どこにあるのかわからなかったのだけれど、そうか。ビアスールが送ってくれるのか。

その後停車する度に場所を眺めたのだけれど、この路線だけは少し特殊だった。
大きな街だけでなく、希望すれば小さな村でも止まってくれてたし、カヨ・サンタ・マリアに着いてからは乗客が申告したすべてのホテルに停車していた。

 

話が前後するけれど、カヨ・サンタ・マリアを発つときは全てのリゾートホテルに止まり乗客がいないか確認しており、また「チェックインをして印刷したものをチケットに引き換えなきゃいけないルール」も無視していた。
どこでどうやって引き換えるんだろうと心配していたのだけれど・・・・心配は無用だった。

 

ということでカヨ・サンタ・マリアへ行かれる方、予約さえしてあれば乗車可能だし予約してあるホテルで乗り降りできるのでビアスールでも心配は不要です。

キューバのビーチリゾート、カヨ・サンタ・マリア

トリニダーから約6時間(20CUC)、バスはカヨ・サンタ・マリアに到着。

キューバに行くなら、ビーチには行きたかった。
泳ぐ、泳がないはともかくとして、どうしてもキレイな海を見たかった。
だってキューバは「カリブ海の真珠」と言われているくらいの場所だから。
昔中米に行ったとき、あまりにカリブ海がキレイでビックリした経験があって、もう一度キレイなカリブ海を見たいと思ったから。

 

綺麗な海が見られるだろう場所であればどこでも良かったのだけれど、カヨ・サンタ・マリアにしたのは・・・この地形。

この細長い島に道路が繋がってて陸路で行けるって、なんだか面白いなとそそられた。

 

バスがこの海上道路へ突入すると、右も左も海で、窓からも浅瀬の底が見えるくらいに海が綺麗でちょっと感動!
ウキウキしながら奮発したホテルに到着し、レセプションへいくと時間前だけれどチェックインをさせてくれた。

そして腕にはリストレット。
カヨ・サンタ・マリアのホテルはどこも、「オール・インクルーシブ」だから・・・・

カヨ・サンタ・マリアで気分がモヤモヤ

それなりに綺麗で広々した部屋に泊まり、すぐそばには超絶綺麗な海があり、ホテル内にはプールがあり、お酒が飲めてジュースが飲めて・・・

ゆったりのんびり~

のはずが、どうしても気分が上がらない。

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風邪ひいてるから?
それもある。だって鼻水ズルズルだし。

疲れてるから?
寒いアイスランドやカナダから来たんだもん。疲れてるかもしれない。

 

気分が上がらないのはそんな理由じゃなく、「キューバで、オールインクルーシブのリゾートホテルにいて、そしてそこはハリボテのような虚構のような、まやかしの作り物の、イミテーションの・・・そんな場所だから」。

ラウンジでネットを使いつつ、何か飲もうと頼んだピナ・コラーダ。
この場所でこのカクテルを飲んだら、少しは気分が上がりそうな気がしたから。

そして出てきたピナ・コラーダは・・・

ピンク色がゾッとする。
なんだかますます気分が悪くなった。

 

散歩して海を眺めた。
けれどイマイチ気乗りしない。

部屋へ戻ってベランダでのんびりして、部屋でゴロゴロして・・・

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夕食の時間にレストランへ行くと、溢れんばかりの料理が並んでいた。
でもそれは、あほらしい位に豪華に飾り立てられてるだけでとりわけ美味しいわけでなく(美味しく感じられず)。

「なんだかなぁ~」と思いながら食べたらひたすら気分が悪くなった。

 

気分の悪さは収まらず、部屋に戻って全部吐いた・・・。
全部吐いたら、私の中の黒いドロドロした気持ちも少しだけマシになった気がした。

 

周りでは欧米人が楽しそうに過ごしているこのリゾートホテル。
私がもしパリピだったら楽しめたのかもしれない。

けど・・・・
私には楽しめない。
ここは、気分が悪くなるだけの場所。

私には、いつものように誰かのカサに泊まって近くの浜辺へ行く、そういうリゾートが向いてる。
こういうところにいると、余計なことばかり考えてしまう。

 

 

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