Belarus 6 : ローカル鉄道でヴィテプスクからポロツクへ。ポロツクを散歩
- 2018.11.09
- Belarus
ヴィテプスクの鉄道駅とベラルーシのローカル線
ヴィテプスクからポロツクへは、鉄道で移動した。
恐らくバスもあるのだろうけれど、もともと鉄道の方が好きだし、乗ってみたかったから。
ベラルーシの鉄道局のHPは以下。
このHPで時間を調べて、決めていたのがヴィテプスク発9:11、ポロツク着11:20の電車。
当日は朝8時半頃駅に行き・・・
正面の建物のチケット売り場で
「ポロツク、アディン、バジャールスタ」
と言うと、
「ここじゃなくて、あっちで買って」
というようなことを言われたので、「スパシーバ」とお礼を言ってから指を指された方(駅に向かって右)へ行くともう一つこじんまりとしたチケット売り場があった。
どうやら最初に行った正面の大きな売り場はロシアやリトアニア、ミンスクへの特急列車などの売り場で、ローカル線の乗車券は右の小さな売り場で買うようだった。
無事に切符を購入。お値段は2.14BYN(113円)。
電光掲示板でプラットフォームを調べてから階段を上がり、目当ての電車へ。
いかにも「ソビエトのローカル線」で、なんだか嬉しくなってしまった。
ガラガラの車内に乗り込み、適当な席に座り、外を眺める。
ポロツクまでは約2時間。
ひたすら地図を見ながら外を眺め続けたのだけれど・・・・
途中駅はびっくりするような小さな駅ばかりで、無人駅っぽかったり、バス停に見間違うほどの簡素なものだったり。
なかなのローカルっぷり。
乗ってるのも老人ばかりだし・・・・若者は都会に出て、田舎の公共交通機関を利用するのは年寄りばかりってのは何処の国も一緒なのかなぁ。
2時間後、電車はポロツクに到着。
電車を降りホームを歩いて外へ出た。
小雨と見紛うほどの霧とうす曇りの天気が気持ちを重くさせた。
ポロツクでバスの切符を買う
ポロツク(ポラツク)/ Полацк
ポロツクは、キエフルーシ時代の国家「ポロツク公国」の首都だった街。
この町に着いて一番最初に向かったのは、駅の隣にあるバスターミナル。
今日中、出来れば夜あまり遅くなる前にミンスクへ帰るつもりだったので、街を歩く前にチケットを購入したかった。
チケット売り場(カッサ / kacca)の窓口にいたおばちゃんに、
「ズドラーストヴィーチェ。ミンスク、バジャールスタ」
と言うと
「アディン?」(1人?)
「ダー!アディン。」
おばちゃんは得体のしれないアジア人の私にもニコニコ親切で、私がロシア語を話せないと見透かし、パソコンの画面をコチラに向けてくれた。
パソコンにはポロツク発の時間が表示されていた。
1日3本くらいあった気がするけれど、選んだのは
「ポロツク発14:10、ミンスク着17:55着」。
とっさにスマホの電卓に1410と打ち込み見せると一度紙に書いてくれて、OKするとすぐに発券してくれた。
お値段は15BYN(795円)。
さらにオバちゃんが乗り場を指さした後、「プラットフォルマ」と言って指を2本立てる。
バスは2番ホームから出発するらしい。
親切心に思わず嬉しくなって、「スパシーバ」とお礼を言ってバスターミナルを出た。
ちなみに、ポロツクからミンスクへは電車もある。
バスに乗れなければポロツク発16;26ミンスク着20:09の電車に乗ろうと思ってたのだけれど、幸いチケットが買えたので、今回はバスで。
3時間でポロツク街歩き。
ポロツク一番の見どころは、丘の上の修道院なんだと思うけど、今回は天気も悪いし時間も無いので省略。
目指したのは聖ソフィア教会。
駅前を南へ歩き・・・
こちらは「ポロツク商人の銅像」。
見事なお腹が可愛らしい。w
このおじさんが持ってるお金を触ると、お金持ちになれるとか。
みんなが触るのでお金はツルツル。お腹もツルツル。w
更に歩き、市内中心部東西に伸びる公園へ。
公園(というか散策路)はモニュメントや銅像がアレコレ。
こちらは「ヨーロッパの中心」。
うっかりしてると見逃しちゃいそう・・・・
お次はYの記念碑
ベラルーシ語にしかないY(実際はYとはちょっと違う)という文字の為のモニュメントだそう。
公園の両サイドは、色が可愛らしい建物。
公園をどんどん進むと、大きな広場と記念碑。
住宅街を歩き、小高い丘の上に登ると・・・・
聖ソフィアカテドラル。
入場料は5BYN、中に入るとこんな感じ。
このカテドラルはロシアのもっとも古い石の教会の一つとのことだけれど、現存するのはごくごく一部。
地下へ降りるとその現存する基礎の部分を見ることが可能。
サクッと見学して丘を降りてまた歩く。
また教会を見て・・・
再び歩く。歩いて見て歩いて見て・・・の繰り返し。
Water towerを見て・・・
そして猫と遊ぶ。
あ~・・・・
逃げられちゃった。
スーパーに寄ってお水を買って、バスターミナルに到着!!
バスターミナルではおじいちゃんが一生懸命お話をしてくれたのだけれど・・・
ごめん、どう頑張っても聞き取れない。w
唯一わかったのは
「どこから来たんだ?中国か?」って言われたことくらい。
「ニェット。ヤポーニャ。」
と答えるのがせいぜいだった。
約4時間バスに揺られ、夕方のミンスクに到着!
ミンスクで夕食
バス(マルシュルートカ)がミンスクに着いたのは18時過ぎ。
夕食を食べるために入ったのはお隣のガリレオモールの中の・・・ヴァシリキ。
満席だったので少し待って座り、頼んだ夕食はニシンのサラダと、
豚肉のソテー
こちら2品とビールで25.4BYN(1350円)。
ニシンが美味しかった!!
こんな感じでヴィテプスク&ポロツク1泊2日の旅はおしまい、宿に戻って2日ぶりのシャワーを浴びた。
日本帰国はもうすぐ・・・・
日本に帰って、また日常が始まって、また仕事に復帰するのかと思うと・・・憂鬱。
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