Belarus 3 : ミンスクから日帰り観光!ネスヴィチ城とミール城を巡る〈前編〉

ツアーにする?バスにする?

ベラルーシ自体がマイナーなので、アレだけど・・・・ベラルーシで有名な観光地と言えば「ネスヴィチ城」と「ミール城」。
ネスヴィチ(ネスヴィシ)城もミール城も、どちらもミンスクから日帰り可能な距離。

有名な観光地だけあって、ミンスクからツアーがいっぱいあり、泊まってたゲストハウスでもアレンジしてくれるようだった。
(最少催行人数があるので、オフシーズンの場合は難しい場合もあるかも)

 

ツアーなら何よりラクだし、1日で2つとも見て回って帰って来られる。
値段も別段高くなく、確か3000円~5000円程度だった気がする。
当たり前だけれど他の人と回らなければならないので、団体行動が苦手な人には不向き。言うまでもないか。

他方、個人で行きたい場合はどちらのお城へもローカルバス(マルシュルートカ)で行くことが可能で、バスなら激安!

 

さて、私はと言うと・・・
11月上旬のオフシーズン、旅行者が少ない時期ですぐにツアーに参加できるか不明なうえ、団体行動が苦手で1人でフラフラしたいタイプ・・・
ということでバスの一択。

ミンスクに到着したその日の夜、ゲストハウスの兄ちゃんに聞くと(余談だけれど彼もまた綺麗な顔をした好青年。w)
「バスはミンスク駅隣のバスターミナルから出てるよ。
でもバスで行く場合、1日に2つのお城を周るのは無理だから・・・僕はネスヴィチ城に行くことをオススメするね!
ネスヴィチの方が綺麗だから!」
とのことだった。

そうか~、早起きしてもバスで2つ周るのは無理か・・・・
じゃあ兄ちゃんオススメのネスヴィチ城だけ周ろうか。
それとも1泊2日で2つ周って戻ってこようか。
でも正直、そんなにお城に興味ない・・・・ ←え??

「どーしよっかな~~」と考えながらシャワーを浴び、モルドバで乾かず湿ったまま持ってきた服を乾燥機で乾かし、パジャマの上にジャケットを羽織って外でタバコを吸いながら考えた。

「やっぱりバスでネスヴィチだけ行こう」

 

宿の中へ入ってお茶を飲んでるとさっきの兄ちゃんが
「明日、ネスヴィチ城に行くんだよね?」
「そのつもりだけど・・・?」
「実は他にもネスヴィチとミールに行きたいって言ってる人がいて。車チャーターするかもしれないんだ。
君が行けば3人で割り勘になるし、1人30ドルくらいで2つ周れるはずだから。
一緒にどう????」

はい、即答。

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そんなわけで今回は、バスでもなくツアーでもなく、まさかの車チャーターというVIPな城めぐりと相成った。

 

ちなみにお値段は車1台100USD÷3=33USD。
ドルでもユーロでもベラルーシ・ルーブルでも言いと言われたので、ユーロにしてもらい28EUR。
30EURをお支払いして2EURは兄ちゃんへのチップとした。

ベラルーシのコンビニで恋に落ちる。

朝7時、宿のダイニングテーブルに一緒に行くメンバーが集合。
アメリカ人のオヤジとブラジル人のお兄さん、そして私。

そして迎えに来たドライバーさんは、髭が素敵なロシア人のお兄さんでちなみに車はトヨタ車。
なんだか不思議なメンバーではあるけれど、いざ出発!!

 

ミンスク市内を抜けると、畑と森が広がる綺麗な大地になった。
やっぱり素敵だな~と思う。
晴れてたらもっともっと綺麗なのだろうけれど、残念ながらあいにくの霧とうす曇りの天気。涙

少し走ったところで、髭のドライバーさんが
「時間も早いから。ここで休憩してお茶でも朝ごはんでも買おう」
とガソリンスタンド併設のコンビニで車を停めた。

 

中へ入ると、キレイだし品物も豊富でビックリ。
ショーケースに入っていたパンを指差してお願いし、さらに「カフェラテ」をお願いすると、渡されたのはレシート。
お会計をしてコーヒーマシンの前へ行き説明を読むも・・・・

ロシア語わかんない・・・・

渡されたレシートのバーコードを機械に読ませる、というところまでは分かったけれど、その先がどうしてもわからない。
適当に押してみたけれどカフェラテは出来ない。

たまたまそこにいた、これまた綺麗なお顔のイケメンなベラルーシ人に英語で
「すみません。使い方がわからないんだけど、教えてくれますか?」
と聞くと、その彼は笑顔で手伝ってくれた。
多分、ほとんど英語が出来ないんだろう感じだったけれど、それでも私が言うことを理解しようとしてくれて、その彼の笑顔はとても控えめで、少し照れたような笑顔で・・・
せめてものロシア語で「スパシーバ」と言うと、またもはにかんだ笑顔で去っていった。

なんか、私・・・
ベラルーシ、大好き。
ベラルーシに“落ちた”かも。w

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ところで若干話は逸れるけど、このコーヒーマシンすごい!!
レジでお会計をしてから自分でコーヒーを淹れるというのは言わずもがな日本のコンビニと全く同じシステム。
だけどレジで発行されたバーコードを読み取らせないと淹れられず、しかもお会計をしたコーヒーしか選択できないって・・・・すごくない?

いや、そりゃー日本だって技術的に作ることは可能だってことは分かってる。
この読み取りシステムを導入したら機械の単価が上がり、それはコーヒーの単価が上がると言うことで、それを望んでないから今のようなシステムになってるわけだし。
それに社会の仕組みが基本的に「性善説」で出来ている日本だから。

でも「ブレンドコーヒー」を頼んでお会計をしたのに「カフェラテ」を勝手に淹れて、それは窃盗罪?だと捕まる・・・というニュースを最近も見たけれど、性善説がまかり通ってる日本だってそういうことが起こりうるわけだし、わざとじゃなく間違っちゃう人だっているだろうし、だったらこのベラルーシのようなコーヒーマシンはありなんじゃないだろうかと思った。

歴史上重要なポイントらしい教会

突然だけれど、私は歴史オンチである。
高校から理系の学科だったし大学も理系。恥ずかしながらあまり歴史を勉強してこなかった。
また仮に高校まで文系に属し歴史を勉強していたとしても、日本で勉強する「世界史」でロシア史・東欧史はほとんど出てこないんじゃないだろうかと思う。

だから・・・・
ネスヴィチ城へ向かう途中で
「ここは歴史上でとても重要なポイントだから。ちょっと止まるから、見ておいで」
と髭のドライバーさんに言われたところで、そこがどれだけ重要なのか、どんな意味を持つのか私にはまったくわからなかった・・・

後で調べようと思ったのだけれど、こんな時に限って地図のピンを打つのも忘れてしまった。

そして私にとっては、その教会より周りの民家の方が興味深かった。w

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ミンスクを出て約3時間。ついにネスヴィチ城に到着!
駐車場で髭のドライバーさんと別れ、3人でお城へと向かった。

ネスヴィチ城の入り口では、猫がお出迎えしてくれた。

 

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