Belarus 2 : ミンスク夜散歩。ベラルーシでSIM購入
- 2018.11.06
- Belarus
地下鉄でミンスク市内を移動する
Uruččaで空港バスを降りた私は、とりあえず周りを眺めながら一服。
旧ソビエトの他の国と同じくベラルーシも喫煙率が高そうで、街角でタバコを吸う人がいっぱいいる。
なんだか居心地が良い。苦笑
一息吐いた後、地下鉄の階段を下りて駅構内へ。
窓口で切符(というよりプラスチック製のメダル)を購入した。
お値段は一律0.65BYN(34円)、カード払いも可。
改札にメダルを投入し、旧ソビエトでお馴染みの高速エスカレーターを降りると・・・
え???
あれ????
深くない!!!!
ビックリ。
これまで乗ってきた旧ソビエトの地下鉄は、もれなく「高速エスカレーター」と「地下深いホーム」の2点セットだったのだけれど、ここミンスクの地下鉄は全然深くない。w
参考までに・・・ミンスク地下鉄のマップ。
予約してあった宿はスタロトロイツカヤにあったので、Uruččaからマスコウスカヤ線(Маскоўская)でOktyabrskaya(Октябрьская)まで行き、アウタザヴォーツカヤ線(Аўтазаводская)に乗り換え(乗り換え駅は同じ駅だけど名前が違って Kupalovskaya/купалаўская)、そしてNemiga(Няміга)駅で降りた。
こうやって書いてても、また口に出してもわけわからなくなりそうな地名だけれど・・・苦笑
バスと違って地下鉄は駅が決まってるし、必ず駅に止まるので大丈夫なのがありがたい。
Nemiga駅から地上に出てスヴィスロチ川の橋を渡り、周りを見渡してビックリ。
なんだこりゃーーー!!!!
綺麗すぎる。
びっくりする位にキレイ。
でもその綺麗さは、妖しく、ちょっと異様で・・・なんだかニヤニヤしたくなってしまう。
その妖しさはカザフスタンを思い出させた。
はやる気持ちを抑え、宿にチェックイン。
荷物を置いてさっさと外へ!!!
早く街を歩きたい!
ザ・ソビエト!夜のミンスクゲートへ
再度地下鉄に乗り、ミンスク鉄道駅へ向かった。
メトロのPloschad Lenina(Площадь Ленина)で降りる。
Ploschad Lenina駅はレーニンの名前が付いてるのもあり、駅もソビエト感満載。
地下を歩いて外に出て・・・
こちら、ミンスク中央駅。
綺麗でびっくり。ウクライナのキエフ中央駅とは比べ物にならないわ・・・・
そして振り返れば、お目当てのミンスクゲート!
ぐっはぁぁぁーーー!!!
見事なまでのレーニン様式!!
見惚れるぅぅぅーー!!
綺麗なんだけど、なんだかやっぱり妖しい。
胃の奥がモゾモゾと痒くなりそうな感じ・・・・うまく表現できないけど。
なんか、言葉にならない。
この妖しい美しさを表現する語彙力を、私は持ち合わせてないわ・・・。
写真からもわかる通り、このミンスクゲートの1階にはケンタッキー・フライド・チキン。w
思いっきりアメリカ企業ですけど・・・いいのか???
近づいたり遠のいたりしながら眺め、もっと見てたいと思いながらも寒さに負けて(だって最高気温6℃、最低気温1℃の毎日。涙)早々に歩きだした。
ミンスクでベラルーシのSIMを購入する
正直なところ、私は海外でSIMが無くても全然困らない。
そりゃーあったら便利だけれど、宿でWiFiが使えれば(それも動画が見られない速さでも)それでオッケーという程度。
なんせWiFiもスマホも無い時代からバックパッカーやってますから。w
だけれど、ベラルーシのお店や公共のWiFiは、SMSに暗証番号が送られてきて認証するタイプのWiFiだと聞いたので、SIMがないと(現地の電話番号がないと)宿以外でWiFiが拾えないし、じゃあ一応SIM買おうかな~と・・・。
どの会社でも良かったのだけれど、ミンスクゲートの近くにショップがあったという理由だけでvelcomに決めた。w
Velcomは恐らく日本で言えばdocomoみたいな会社だと思う。
ドアを開け中に入ると、これまたヨダレが出そうなくらいキレイで可愛いお姉さんが対応してくれた。
なんか・・・・わたし小汚い恰好だし美人じゃなくてすみませんって気分。w
そのお姉さん、英語があまりうまくなく、超たどたどしい英語で説明してくれたのだけれど、そんなところも可愛くて、もう・・・・どうしよう。
購入したSIMはTourist SIM。
ネット2GBに加え100分の国内通話が含まれているというもので、10日間有効、もちろん期間を延長することも、ネットや通話を追加することも可能とのこと。
お値段は初期手数料込みで15BYN(790円)。
その場でお姉さんが設定やらアレコレ全部やってくれた。
1点注意!! 外国人はパスポート必須なのでお忘れなく。
キレイで豊かなミンスク。自分の目で見ることの重要性
再び地下鉄に乗り、Oktyabrskayaで下車。
乗り換えも面倒になったので、宿まで歩くことにした。
大通りも、イルミネーションもキレイ。
そしてレストランに目を向ければ、どこのレストランも内装やインテリアが美しく、人々の表情は明るく、楽しそうに食事をしている。
人々が身に着けているものも、美しい。
いや、今歩いているここが、東京で言えば銀座や青山、表参道のような場所だからなのかもしれない。
でも、それにしても・・・
日本料理のレストラン
なんだろう・・・・
ウクライナ、モルドバと違い、この国は明らかに「豊か」だ。
そして人々は、控えめながら優しく親切だ。
街や人からは、経済危機なんて感じられない。
街の雰囲気や灯りの妖しさはソビエトだけれど、それ以外はまるで西欧だと思った。
かつてのソビエト時代の社会主義のシステムもあり、また大統領が不満を逸らす為でもあり、この国では生活に必要なものの値段はかなり低くされてるというけれど・・・
なんだろう。
よくわからないけど、それだけでもないような気がする。
ヨーロッパ最後の独裁国家で、ルカシェンコ大統領の独裁政権。
ソビエト万歳!のベラルーシ。
そう聞くと「キレイ」とか「美しい」なんてイメージは湧かず、灰色の空に灰色の街、冷たくキツイ人・・・という想像をしてしまうけれど、実際のベラルーシはその反対だった。
「自分の目で実際に見ること」って重要だ。
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