Madagascar 2 : いざ!モロンダバへ

バオバブを見るために、「木」を見るために・・・大金を使い日本から合計移動時間40時間をかけてモロンダバまでやってきた35歳、ihoccoです。
なんか馬鹿げてると思えなくもないけれど、いいの。見たかったんだもん。夢だったんだもん。

アンタナナリボからモロンダバまで

有名なバオバブ並木があるのはモロンダバ(Morondava)という西海岸に位置する街。

モロンダバに行く為にCOTISSEのチケットを買ったわけだけど、このCOTISSE、出発は朝の7時。ということで朝6時にはタクシーで宿を出なければ・・・。
(前日の空港からの道で遭遇した渋滞に慄いた私は、6時で大丈夫??と宿のお姉さんに確認したところ、朝は渋滞が無いから20分もあればOKとのことだった。)

早朝5時。こっそりひっそりと準備をし、ドミトリーを抜け出し共有スペースで最終的な荷造り。もう化粧なんかしてる余裕はないので、ガッテン塗りの日焼け止めのみ。
出発前日に行ったアートメイクが瘡蓋になりつつあり、汚くポロポロと剥がれてきてるけど気にしない、気にしない。(←ちょっと気にしてるから、自分に言い聞かせてみる。w)

外へ出ると、ビックリするくらい寒く、また朝露でどこもかしこも湿っていて、ここが高地なんだと実感させられた瞬間だった。(ちなみにアンタナナリボの最高気温は23℃、最低気温は13℃)。

言われた通りアッサリとターミナルに着き(タクシーは15000Ar)、受付を済ませ、荷物を預けた。まだ時間があるのでジュースを飲みつつタバコを吸ってボーーーっとする。
外国人だらけかと予想をしてたらそんなこともなく、ローカルの姿が多くてビックリ。え?そういうもんなの?

アナウンスは仏語のみで「こりゃダメだ」と思ったので、自分の荷物の行方をしっかり目で追い、自分が乗るべき車を確認。人が集まり乗り込み始めたのを見て、真似して乗り込む。w
この国でフランス語ができないのは、本当に厳しい・・・。完全に田舎者扱い。でもフランス領だったから、不味くないご飯が食べられるんだけど。w バゲットやクロワッサンは本当に美味しい。

 

残念ながら窓際の席でなかったので、外の写真は取れず、しっかりと記憶に焼き付けるのみ!
アンタナナリボ郊外から水田が広がり、棚田があり、青々とした稲がとてもきれいで、ところどころフランスの面影がある建物があって、一瞬「あれ?今どこにいるんだっけ?」と思わされたりする。

そしてわたしは・・・・自分でびっくりするくらい寝てた。w
窓からの風が冷たく震えるほど寒くても、車が揺れて首がグラグラしようとも、首と肩が痛くても、頭が痛くなってきても、ひたすら睡眠。寝ては起きの繰り返し。w
途中トイレ休憩、ランチ休憩、さらにトイレ停車(野原でトイレ)がありながら車はモロンダバへ進む・・・。

「とにかく悪路」。前評判が悪すぎたので覚悟を決めていたけれど、いざ行ってみるとそれほどでもなかったように思う(タクシーブルースを回避しCOTTISEに乗ったのが大きいけど)。確かに道路に穴は開いてるけど一応舗装されてる道路だし、タジキスタンのホログからドゥシャンベへの移動に比べたら。w あの時は完全に心が折れちゃったからね・・・

綺麗に舗装されてる場所もあったので、もしかしたら最近良くなったのかもしれない。
ただ故障してる車や横転してる車を見かけたので・・・運もあるのは確か。w

バオバブ並木とキリンディーのお値段

20時、車はモロンダバのコーティス(COTTISE)のオフィス前へ到着。

荷物を降ろしてもらってから一応帰りの便を聞くと「早くて11日(4日後)だけど、10日に乗れるかもしれないから、明日また来てみて」との返答。10日に乗れるならそれで帰ろう、ダメなら9日にタクシーブルースで・・・そう思ってトゥクトゥクに乗り込んだ。

トゥクトゥクのオヤジに「どこかキレイで安いホテル連れてって」と伝えて連れて行かれたのがCOCO BEACH。敷地内に建物やバンガローがあり種類によって値段が違うのだけれど、70000Arと50000Arが目に入ったのでとりあえず安い方の50000Arを見せてもらうと全く問題なかったので即決。

荷物を部屋へ置いて、手続きの為にレセプションへ戻ると、どこからか「自称・ツアー会社の人間」が・・・。あるあるだよね。奴らのネットワーク、凄まじい。w

私は「ソニ」(モロンダバを訪れる日本人の間で有名なガイド)が現れるのかと期待半分だったのだけど、私の前の彼はソニではなく「ベラ」。

 

そしてベラとの交渉のゴングが鳴る・・・・

車、ガソリン代、ドライバー、英語ガイド、駐車代、キリンディー森林保護区の入場料、これら混みでベラの言い値が350.000Ar≒11800円。
無理無理無理!!!私、一人だもん。こういう時、一人はツライ・・・。
私の落としどころは出来れば230.000Ar、最悪でも250.000Arだったので、「200.000Ar」と言うと、それは不可能だというベラ。

ガイドは要らない、フランス語できないけどなんとかするからフランス語だけでいい、4WDの車じゃなくていい等々アレコレ言い張って、おまけに「もういいよ。明日街で自分でタクシー見つけるから。」と背を向けて・・・・最終的なお値段は

「車とガソリン代のみで200.000Ar」

値段交渉が苦手な私だけど、よく頑張ったと思う。参考までに。

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そしてまた早起き決定

ベラと約束した条件は以下の通り

  • 4:45にドライバーがホテルに迎えに来る
  • ドライバーは「デマ」、車は「トヨタ カローラ」
  • バオバブ並木で朝焼け
  • その後キリンディーへ移動
  • Loving Baobabなどを見に行く
  • バオバブ並木で夕日

ベラが書いた手書きの契約書を貰い、前金(Deposit)の150.000Arをお支払い。本当は先払いは心配だから本当は嫌なんだけど・・・しょうがない。宿のオヤジも見てたし・・・。
デマがカローラに乗ってすぐにやってきて、ご挨拶。
ちなみにベラもデマも若い兄ちゃんだったけど、個人的にはこういう時は、お腹の突き出たオヤジが好き。w
(↑変な心配をしてるわけではなく。)

 

いくら車内でひたすら寝てたとは言え、正直毎日の早起き、しかも今回に関しては4:15起き。流石に体力的に厳しくなってきた。w
けど35歳、まだまだ頑張ります!!

 

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