旅の準備:イエローカード取得

アフリカ旅をするに当たって、避けて通れない「イエローカード」。
やっと黄熱病の予防接種に行ってきたので詳細をアップします。

黄熱病って?

理系人間の私ですが、こういう時はWikipediaにお任せ。w

黄熱(おうねつ、英: yellow fever)は、ネッタイシマカ (Aedes aegypti) などのなどのカ(蚊)によって媒介されるフラビウイルス科フラビウイルス属に属する黄熱ウイルスを病原体とする感染症。感染症法における四類感染症。黄熱病と同義。発熱を伴い、重症患者に黄疸が見られることから命名された。

《概要》
熱帯アフリカと中南米の風土病である。黒色嘔吐を起こすことから通称を「黒吐病」という。日常生活におけるヒトからヒトへの直接感染はない。

〈感染する可能性がある国、地域〉
アフリカ:アンゴラ、ウガンダ、エチオピア、カメルーン、ガーナ、ガボン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、シエラレオネ、スーダン、セネガル、赤道ギニア、中央アフリカ、チャド、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、マリ、南スーダン、リベリア、モーリタニア。
アメリカ:アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、パナマ、フランス領ギアナ、ブラジル、ペルー、ベネズエラ、ボリビア、トリニダード・トバゴ(トリニダード島のみ)、パラグアイ。

Wikibediaより

日本人にとって黄熱病と聞いて思い浮かぶのは、野口英世博士でしょうか。研究の途中で自らも黄熱病に罹り亡くなってしまいましたが、それだけ致死率の高い病気ということ。怖いですが、今は研究者たちのおかげで予防接種を受ければ大丈夫。
この予防接種を受け発行してもらった証明書がイエローカードで、これがないと汚染地域・国に入国できない為、上記の国へ行く旅人は必須となるわけです。

黄熱病の予防接種が受けられる場所

全国の検疫所(19か所)と日本検疫衛生協会東京診療所、国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院、東京医科大学病院渡航者医療センタートラベルクリニックのみ。こういう時いつも、東京に住んでいて良かった・・・と思ってしまう。w
受けられる場所や黄熱病に関して詳しくは厚生労働省のHPをどうぞ。

今回私が伺ったのは「日本検疫衛生協会東京診療所」。東京駅八重洲口の目の前です。HPは以下よりどうぞ。


ちなみに場所はコチラ。

なによりも!!余裕を持って予約を!!

実は今回の予防接種、予約をしたのはなんと2か月前。予約がいっぱいで全く取れずギリギリになってしまったのです。黄熱病のワクチンは1回接種の生ワクチン。1瓶で数人分使えるものの1度開封すると1時間しか持たないそうで、だから時間や人数が制限された予約制とのこと。

黄熱病の予防接種は予防接種をした10日後から有効なので、もちろんイエローカードが有効になるのも予防接種後10日後から。直前だと間に合わない可能性があるのでご注意ください。さらに黄熱病の予防接種をした後28日間は他の予防接種が打てなくなるので、狂犬病や肝炎の予防接種を検討している方も注意。狂犬病や肝炎は複数回の接種が必要になるし時間もかかるので、そちらも検討している方は、それこそ半年~1年前に病院へ行って相談した方がよいかと思われます。

さらにさらに、私が今回の診療所を選んだ理由は「1度で終わるから」。お叱りを受けそうですが、時間もお金もないので、どうしても1回でおしまいにしたかったのです。「1回目は問診、2回目に接種」というところもあるので、その点も考慮してください。

予防接種の流れと金額など

予約日の前日、見知らぬ電話番号から着信。恐る恐る取ると診療所の方からで予約の確認でした。出発が迫っている今、絶対に逃せないので「絶対に行きます!!」と気合たっぷりで答え「よろしくお願いします」とごあいさつ。にもかかわらず当日朝、パスポートを忘れたことに気づき愕然。w iphoneにパスポートのPDFが入ってるので大丈夫だろうと思いながらも恐る恐る電話をすると「そちらで大丈夫です」とのこと。よかったー。

猛暑の中東京駅へ向かい、診療所へ。すでに待ってる方もいらっしゃいました。受付を済ませ問診票を記入し体温を測ります。猛暑の中汗だくの私は、熱が上がっちゃうのではないかとヒヤヒヤ・・・・ここで受けられないってなったら、もう出発に間に合わないですから・・・。
それらを提出するとパスポート(のPDF)と照らし合わせ生年月日や名前のアルファベットに間違いがないか確認。イエローカードは世界で通用する証明書ですからね。

番号札と副作用についての案内を渡され順番を待ち、いざ予防接種へ!
おじいちゃんドクターとアレルギーの有無などをお話。ガラス棚に目をやればエピペンなどが入っており、やはり副作用やアナフィラキシーショックも多いのかなぁとぼんやりと思いました。
さて、やっと注射。「利き腕は右ですか?じゃあ左腕に打ちます。腰に手を当ててください」と左ひじを出す格好をし、ひじの上の外側にブスリ。皮下注射でなく筋肉注射なのでちょっと痛い・・・。お風呂はOKだけどこすらないように、少し休んでから帰るように、万一重篤な副作用が出たらすぐに連絡するようにと言われて待合室へ戻りました。

お会計は12300円。命を守ると思えば安いですが、結構いい値段だなーと思います。
ちなみに以前は黄熱病の予防接種(イエローカード)の有効期間は10年間でしたが、2016年7月11日から一生涯有効へ変更となりました。期限切れのイエローカードも更新等必要なくそのまま使えます。

予防接種、その後

いつものように近所の喫茶店に寄ってから帰宅し、あれこれしてから午後はお昼寝。熱もないし副作用は大丈夫だなーと思ってたのですが・・・
目が覚めると「あれ??左腕を下敷きにして寝たかな?」という違和感が。さらにウトウトするも、その違和感が悪化。おかしいなぁ・・・なんで?と考えた末、「あ、予防接種だ」と気が付いたのです。副作用に関しての案内をよくよく見てみれば・・・

「筋肉痛」の記載あり。w 間違いなくこれですわ。
筋肉痛どころでなく。もうね、「左腕を取り外してしまいたい!!」という程の違和感と痛み。ひねったような、重度の筋肉痛のような、だるい様な、四十肩のような、うまく説明のできない辛さが・・・・。
うわぁぁぁああああん!!!痛い!!腕取っちゃいたいよぉぉぉーー!!と一人で大騒ぎをしております。ぐすん。この先他の症状や変化が現れたら追記します。
(追記1:丸一日経って、左上腕のみ熱をもってます。保冷材で冷やしながら過ごしました。痛み・違和感も相変わらず。)
(追記2:更に翌日は痛みや違和感、上腕部の熱は収まり、それ以降は気になる症状ナシ。)

ちなみに。12300円と腕の痛みと引き換えに手に入れたイエローカードはこちら。
本当に黄色いカードでございました。

これからイエローカード取得をする方はぜひ時間に余裕を持って、早めに電話で問い合わせを!そして重篤ではないけど私のような副作用が出る可能性も高いと思われるので、予定にも余裕を持ってどうぞ。

 

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