旅の準備:旅人が持つべきカードとは?

トラベラーズチェックがあった頃は、まだクレジットカードが無くても旅は出来た・・・かもしれまない。
けれどそのトラベラーズチェックが無くなり世界中にATMがある今、そして安宿すらオンラインで予約が出来るようになり、世界中の航空券がネットで買えるようになった今、クレジットカード無しに旅をすることは不可能だと思う。

ちなみに私は普段から徹底的にカード主義で(インドア派だからネットショッピングがメイン故…ということだけではなく。w)ほとんど現金を使わない人間。そんな私からすると今なお現金主義の多くの日本人が不思議で仕方ない・・・


たまたま読んでいたニュースにこんなのがあったけれど。
日本のキャッシュレス決済比率は18.4%(2015年)だそうな。まぁそうだろうねぇ。ちなみに韓国は89.1%、中国は60%、カナダが55.4%でアメリカが45%。日本の皆さんは中国を下に見てるし嫌いな方が多いようだけれど、電子決済という意味では中国は日本以上に先進国です。

旅人がカードを持つメリット

航空券、ホテルのオンライン予約

先程も書いたけど、Wi-Fiとクレジットカードさえあれば世界中の航空券が買え、ホテルが予約出来るようになった。それこそ今晩の宿だって明日の飛行機だって購入可能。

かつてはいきなりホテルに行って「今日泊まれる?」と聞いて泊まったものだけれど、こうもオンライン予約がスタンダードになると、当たり前だけれど他の旅人もオンラインで予約しているわけで・・・
旅人が多いシーズンや人気の宿は、ネット予約なしに泊まれない、なんてことになってたり。

防犯

スキミングの心配はあるけれど・・・それでも現金は盗まれたらそれまでだけど、カードは盗まれたところで使うには暗証番号かサインが必要だし、カードを止めればいいだけ。

ショッピング保険

買ったものが壊れてしまった時や盗まれてしまった時。カードで買ってれば補償可能。1度も使ったことないけどw

旅行保険

昔は旅に出る時、損保ジャパンや三井住友海上などの海外旅行保険をネットからかけて旅に出たけれど、今はカード付帯の保険でおしまいにすることが多くなった。(でも今回は・・・ちょっと考え中。)

ただ2点注意!
一つは自分のカードの保険が「自動付帯」なのかどうか。自動付帯ならその名の通り、何もせずOK。
「利用条件付帯」だった場合、空港への公共交通機関や飛行機のチケットなどをそのカードで支払いしてる必要があるので、詳しくはご自分のカードの規約をお調べください。

もう一つは「日本を出発後3カ月までしか保障されない」こと。3ヶ月以上の長期で旅をされる方、ご注意ください。

 

これね…以前こんなことがありまして。
地中海に浮かぶマルタで出会った日本人女子。日本を出て時間が経ってるし、これからヨーロッパへ行きスロベニア人の彼に会い、さらに南米へ行くと言うので「保険入ってきた?」と聞くと、クレジットカードの保険のみとの返答。
「え?カードの保険って基本3カ月だよ?調べた?海外にいながら入れる保険もあるから教えようか?」と言うと「私のカードは付帯保険なんで!!!」
(おーい・・・大丈夫か?そりゃ付帯保険だろうよ。日本語力も大丈夫? ←心の声)。
おまけにシェンゲンエリアの3カ月の話もよくわかってなかったし、ちょっとツッコミ所が満載でビックリ。聞く耳を持とうとしなかったので諦め、私は心の中で彼女の旅の安全を祈りました…

こういう旅人、ほんと増えました。ちゃんとお勉強しましょう。

キャッシング

特に短期の旅でおすすめ。当たり前だけどキャッシングは借金なので利息は付くものの、それでも現金を両替するよりお得なことも多い。

現金を両替する場合、どこで両替するかにもよるけれど、ドル・ユーロで1通貨あたり2~3円のコストがかかるのが普通。
例えば今日の市場レートが1ドル=100円だったとして、実際に日本円からドル両替するときは1ドル=102円~103円になるということ。(もちろん逆もまたしかり。)それ以外の通貨だともっとコストがかかる。

さらにマイナーな通貨の場合は日本円→米ドル(またはユーロ)→現地通貨と2度の両替が必要な為、両替コストも2回かかる。
(台湾元や韓国ウォン、中国元や他アジアの国の通貨は、日本で両替せずに現地で日本円を現地通貨にした方が安く済みます。ただアジアに限らず海外での両替は、両替手数料=commissionに注意!)

さて、クレジットカードでキャッシングする場合。
為替レートは国際ブランド(VISA、MasterCard、JCBなど)が決めるレートになりますが、市場レートに近いレートだと思う(これはご自身の国際ブランドからお調べください)。
日本で自分の銀行口座からお金を出す時に時間や曜日によっては「手数料」がかかるように、海外キャッシングでATMを使うときも1回使う毎に「ATM利用手数料」がかかる。0円の場合もあるし、200円だったり300円だったり・・・(これもご自身のカードと利用国や利用国の銀行によってちがうのでご確認を)。

そして利息が付くわけだけれど、例えば日本円換算で10万円分のキャッシングをしたとして・・・
年利18%で一日当たりの利息は49.3円。ポイントは「繰り上げ返済」をすること!翌日WEB上ですぐに繰り上げ返済の手続きをしてしまえば、利息は49.3円で済むし、例えば10日後に帰国して日本で繰り上げ返済をした場合の利息は493円。

短期旅行&繰り上げ返済だと、現金を両替するより安上がりになることが多いと思うのだけどがいかがでしょうか。

個人的には手数料やコスト云々より、ストレスフリーなのが1番の魅力!日本で銀行に行って現金を用意して、いくら必要か考えて両替して・・・意外に面倒なんだよね。そもそも銀行に行かないし、ATMでお金を引き出すのも、数か月に1度だし。w
私にとっては現地で必要な分だけ現地通貨ですぐに引き出せる手軽さが嬉しい。

また国によっては自国通貨のみならず、フツーに街中のATMで米ドルやユーロで引き出せる国というのもあり、旅人にとってはこれもまた便利な限り。

どのカードを作るべきか

私がお勧めのカードは以下のカード。

楽天プレミアムカード

イチオシは楽天プレミアムカード!
楽天プレミアムカードに関しては長くなりますので、別記事にします。

取り急ぎ楽天プレミアムカードは下記よりどうぞ。

三井住友VISAカード

旅行保険が手厚いのがこの三井住友VISAカード。
クラシックカードは初年度年会費無料、翌年度から1250円(条件付きで無料)。
海外旅行保険は最大2000万円までだけど、条件付き付帯なので注意。もちろんショッピング保険付き。

クラシックAカードは初年度年会費無料、翌年度から1500円(条件付きで無料)。
海外旅行保険は最大2000万円まで、自動付帯の補償は300万円まで、条件付き付帯分が1700万円。

ゴールドカードは初年度年会費無料、翌年度から10800円(条件付きで4320円まで割引に)。
海外旅行保険は最大5000万円まで、自動付帯の補償は1000万円まで、条件付き付帯分が4000万円。また19歳未満のお子さんの分も補償してくれます。

三井住友VISAカードの最大の魅力は、支払いをした時から3か月の旅行保険ということ。
つまり他のクレジットカードも持ってる人が、日本を出て3か月後に何らかの支払い(航空券など)をすれば、他のカードの保険分と合わせて6か月の保険になるいうことです。
それからサポートがしっかりしていることも魅力。コールセンターの対応も素早く的確です。

三井住友VISAに関して、詳しくはコチラから。

EPOSゴールドカード

丸井で買い物をするならこれもありかな・・・と思うのが丸井のEPOSゴールドカード。
通常のエポスカードを作って利用実績を作り、インビテーションをもらいゴールドにすると、年会費は永久無料らしい(通常は年会費5000円)。海外保険は自動付帯で1000万円まで。
興味がある方は以下よりどうぞ。

国際ブランドは絶対にVISAかMasterCard

手数料の関係らしいですけどね。VISAかMaster以外は使い物にならないのでお気を付けを。JCBがどこでも使えるのは日本国内と台湾くらい。
あ、もちろん海外でも高級ホテルなどではJCBもAmexもDinersも使えますよ。

自分がメインで使うVISAかMasterのカードを持ってる方は、楽天はJCBを選ぶってのはアリ。JCBならnanacoにチャージが出来ますし。

 

ということで長々書いてきたけれど。私のイチオシは楽天プレミアムカードです。どっちにしてもクレジットカード1枚では不安も多く最低2枚持ちをするべきなので(VISAとMasterで2枚)・・・
まだ持ってない方、これを機会に楽天プレミアムカードを作ってみてはどうでしょうか。
真剣にオススメします。

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