Zimbabwe 1 : ビクトリアフォールズ、虹を歩いた日。
- 2018.09.21
- Zimbabwe
過去日で投稿を続けておりますが・・・
本日は9/28、現在地はナミビアの首都、ウイントフックです。
誰か!!!
一緒にレンタカーでナミビアを周りませんか??
現在2名。あとせめて1名、出来れば2名・・・お待ちしております。
ジンバブエ(Zimbabwe)
首都:ハラレ
面積:390.757㎢
人口:13.805.084人
言語:チェワ語、セナ語など16の公用語(英語含む)
通貨:アメリカドル、南アフリカランド、他
1人あたりGDP:1954USD
(詳しくはWikipediaをどうぞ)
空路でジンバブエへ。空港でカザビザを取得
ナイロビの次の目的地はヴィクトリアフォールズ(ヴィクトリアの滝)。
ザンビアとジンバブエに跨る世界最大級の滝。
(Wikipediaはこちらからどうぞ)
ザンビア側の街リビングストンか、ジンバブエ側の街ヴィクトリアフォールズか、どちらに飛ぼうか・・・
時間や値段を比較検討した末、決めたのはジンバブエ側のヴィクトリアフォールズ。
ウトウトしてたらあっという間に到着した空港は、静かでとても綺麗な空港だった。
入国の書類を書いてから係員のチェックを受けると
「この後ザンビア行く?」
「行きます!」
「じゃあカザビザね。あのカウンターに並んで。」
カウンターで50USDをお支払いし、あっさりカザ・ビザを取得したのだった。
(ちなみにカザビザとはジンバブエ・ザンビアの共通ビザで、この2国間であれば出入りが可能。両国にまたがるヴィクトリアフォールズを観光するのにはとても便利なビザ。
ザンビアVISAが50USD、ジンバブエVISAが30USDなので、別々に取るより値段もお得。)
ヴィクトリア・フォールズ
空港からタクシーに乗り(30USD。高いので先に宿を予約して宿で送迎を申し込むことをオススメします。その場合15USD程度)、ドライバーのオヤジと話しながらヴィクトリアフォールズ市内へ。
イギリスの植民地だったジンバブエもまた右ハンドルの国で、日本の中古車が活躍していた。
宿にチェックインして荷物を置いて、焦げそうに暑い中フラフラ歩いてビクトリアフォールズへ!!
100兆ドル??かつてのジンバブエの通貨、ジンバブエドル
ヴィクトリアフォールズへ向かって歩いていると、お土産売りのオヤジが近づいてきた。
「Hi,Sister! ジンバブエ・ドル買わないか?セットで20USD」
これが噂のジンバブエドル!!
実物を見るのはこれが初めてーーー!!
ジンバブエ・ドルとは、かつてジンバブエが発行し存在した法定通貨であり、ジンバブエ準備銀行が発行していた法定通貨であった。通貨の補助単位はセントで、1ドル=100セントとなっている。通貨の記号は$または、他のドルと区別するためZ$が一般的に使用された。
2015年に自国通貨を破棄し、通貨発行が停止し、アメリカ合衆国ドルや南アフリカランドといった、他の国家が発行した法定通貨での商取引が行われている。
2015年には、公式に通貨としての廃止が決定され、2015年6月から回収を開始し、同年9月には回収を終えた。
ハイパーインフレーションによってほとんど価値を失い、2009年4月12日をもって発行が停止された。2016年現在、法定通貨として米ドル、ユーロ、英ポンド、南アフリカ・ランド、ボツワナ・プラ、中国人民元、インド・ルピー、豪ドル、日本円の9種類が認められている。なお、街中で実際に使われているのは主に米ドルとランドである。
2015年6月11日、ジンバブエ準備銀行は通貨としてのジンバブエ・ドルを廃止、同時に17.5京ジンバブエ・ドル以内の銀行口座預金を5米ドル、それを超える場合は、3.5京ジンバブエ・ドル=1米ドルの為替レートで交換すると発表した。同年9月の回収終了をもって、ジンバブエ・ドルの歴史は正式に幕を閉じた。
独裁政権のムガベ大統領が土地接収法を施行し、輸出が激減した影響で景気後退が10年近く続き・・・財政赤字を埋めるために中央銀行が紙幣を印刷。
当たり前だけれど5000億%のハイパーインフレが起こり、紙幣が紙くずと化したジンバブエ。
笑っちゃうけれど、最終的には100兆ドルという高額紙幣まで作られていた・・・
ちなみにこの100兆ドル紙幣、Amazonやネットオークションで高額で取引されてるので興味がある方はぜひ。
オヤジの手持ちには流石に100兆ドルはなかったけれど(その後実際に100兆ドル紙幣も見たけれど、かなり高額だった)、話のネタにと思ってセットで5USDで購入。
お金って、日本円もドルもユーロも、言うなればただの紙なわけだけれど、そこに信用があるから紙切れではなくお金なわけで・・・・なんだか面白いなぁと改めて思ってしまった。
ジンバブエ側のヴィクトリアフォールズへ!!
のんびり歩いて、ジンバブエ側のヴィクトリアフォールズのエントランスに到着。
入場料は30USD。
(シングルエントリーなので注意。一度出てしまうと再購入の必要があります。)
順路に従って順番に滝を見て歩く。
乾期の今、正直水量はあまり多くない。
だからレインコートも必要ないし、カメラで写真が撮れる。
それでも場所によっては自分に水が掛かるほどで、滝の迫力と大きさは味わうことができたしマイナスイオンも浴びられたし、何より虹が見られた。
ハッキリとした色の濃い虹。
虹の上を歩けるんじゃないかと思うくらいだった。
「アフリカにヴィクトリアフォールズという大きな滝がある」と知った時。
まさか自分がジンバブエに来て、ここに立って、実際にこの滝を見られるなんて思ってなかった。
その滝を自分の足で立って自分の目で見てるんだと思ったら、嬉しさが込み上げた。
ちなみにジンバブエ側のヴィクトリアフォールズは、順路の途中にベンチがあり、またエントランスに小奇麗なお土産屋さんとカフェがあります。
クラフトビールでほろ酔い、ゆったりした夕暮れ
ヴィクトリアフォールズを後にし、またのんびり歩いて街へと戻った。
途中、雰囲気の良いビアバーに立ち寄る。
The River Brewing Company
ここはザンベジ川の水を使って作ったクラフトビールのビアバーとのことで、お値段もそれなりだけれど(笑)なかなか美味しいビールだった。
種類も豊富なので飲み比べも楽しそう。
ほろ酔いでスーパーに寄って帰り、ついつい寝てしまい起きたら20時だった。w
シャワーを浴びて共有スペースでネットをしつつのんびりしてると、「日本に行ったことがある」というジンバブエ人のお兄さんがいて話が盛り上がった。
日本に友達がいて1ヵ月旅行をしたらしい。
「人は親切で礼儀正しく、清潔だし、食事は美味しいし、本当に良いとこだった」と言ってくれ、日本人としてとても嬉しく思った。
ヴィクトリアフォールズの街はとても小さな町で、のんびりゆったりした時間が流れていた。
1泊のみで、次はザンビア側へ!
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