Ukraine 5 : キエフからリウネへ!季節外れの愛のトンネルで微妙な気持ちになった日

キエフからリウネへ

キエフは、何もせずただ散歩してカフェ巡りをしたいと思うような街だった。
もう少しここにいたい・・・と思いながらも次の街、リウネ(リヴネ)へ移動。

キエフからリウネへは鉄道かマルシュルートカ(旧ソビエトでお馴染みのミニバス)になるけれど、私が乗ったのはマルシュ。
(確か鉄道は1日2便くらい)

宿から鉄道駅前のバスターミナルへ歩き、ターミナル内へ入るとお兄さんが「どこ?オデッサ?」と声を掛けてきた。
「ぼったくり?チップ要求?」
と身構えながら「リウネ・・・」と答えると、彼はリウネ行のマルシュへと案内してくれ、「バイバイ」と去っていった。
あぁ・・・一瞬でも疑ってしまった自分が恥ずかしい。ごめんなさい。
旅をしていてこういうことが結構あって、いつも判断に迷って、いつも後悔する。
自分が・・・情けない。

 

マルシュのお値段は230UAH。
荷物を後ろへ入れ乗り込み、キエフを出発したのは9時半。

窓から外を眺めると、珍しく少し青空が見えた。
そして車が郊外へ出ると、黒土と緑や金色の畑が広がり、とても美しかった。
そういえば子供の頃、地理の授業でこの辺一帯は「豊かな黒土」って教えられた気がする・・・

 

途中の街で一部の乗客を降ろし、また休憩を挟みながらリウネに着いたのは14時半だった。

いや~意外に時間がかかっちゃった。
バスはターミナルに入らず路上で止まるのみだったので、危うく乗り過ごすとこだったし。w

リウネから愛のトンネルへ

リウネのバスターミナルから路線バス(5UAH)に乗り、中心部の宿へ。

ここリウネでもGoogle mapでバスやトラムの路線を調べられるのがありがたい!!

宿にチェックインして荷物を置いて「愛のトンネルへ行く」と言うと、お姉さんが愛のトンネルへの行き方の紙をくれた。
やっぱりリウネに来たら・・・みんな行くよね。w

 

愛のトンネルがあるのは、「クレヴァン(クレーヴェン)」という村なので、再度バスで移動!
まずはトラムに乗ってリウネ駅へ行き、駅前の近距離バスターミナルからまたバスに乗る。

クレヴァン行のバスは1404番のバスでお値段は23UAH、所要時間は40分くらい。
ちなみにこのバスは早朝6時前から夜20時過ぎまで運行してるので、あまり時間を気にしなくて大丈夫。さらに昼間は15分間隔で運行。

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キエフからリウネのマルシュが意外に時間がかかってしまったので日が暮れ始め・・・ちょっと後悔し始めた。

来なくても良かったかな・・・
正直、愛のトンネルにそんなに興味はない。おまけにトンネルが枯れてることは想像がつくし・・・・
でもここまで来たんだし。

バスを降り、急ぎ足でトンネルへ向かった。

10月末の愛のトンネルで微妙な気持ちになる

バスを降り、郊外の長閑な景色の中を歩く。
民家があり、池があり、アヒルがいて・・・いかにも「ヨーロッパの田舎」の景色が広がっていた。

前から馬に乗った親子が歩いてきて、お父さんが笑顔で「同じ方向へ行くなら乗せてあげたんだけどな」。
なんだか幸せな気持ちになってしまった。

ギリギリ太陽が沈む前に愛のトンネルに到着。

しっかり観光地になっていて、こんな時期の夕暮れでもお土産やリボンを売るオバちゃんたちがいた。

線路を歩いて奥へ進み、写真を撮って・・・・終了。

ちなみにこの線路、廃線ではなく今でも実際に使われてるそう。
電車が通るのは一日一往復のみで、木材の運搬の為使われてるとのこと。
電車の時間を調べて、それに合わせて行くのも面白いかも。

地元の子供たちが嬉しそうにリボンを握りしめ、木に結び付けてる姿がとても可愛らしかった。

リボンにお願い事でも書くのかな?

 

ところで、愛のトンネル(恋のトンネル)とは・・・、

 

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今関あきよし監督の「クレヴァニ、愛のトンネル」の撮影で使われ日本人の間で有名になった場所。
映画を見てない私はどんな映画か知りません。すみません。w

上のDVDのパッケージからもわかるように、夏に行くと青々をした綺麗なトンネルが見られるそうだけれど(めちゃくちゃ蚊が多いらしいけど)残念ながら紅葉も終わりつつあるこの時期、葉も少なく・・・
分かってはいたけれど映画のような緑じゃないし、日が暮れて暗いし、寒いし・・・なんだか気持ちが盛り上がらない。

それに加え、そこでたまたま日本人を見掛けて、その日本人カップルは蝶ネクタイして花束持って「インスタの為の写真」を撮ってたことがまるわかりで、なんだかますます気持ちが微妙になってしまった。

うーーーん・・・

いや、旅の目的も好みも、価値観も人それぞれだし、みんな自分が楽しむために旅をして自分のしたいことをすればいいのだけれど。
それでも私はインスタ映えの自撮りをしてる人達を見る度に、いつも気分が悪くなってしまう。
どこへ行っても自撮りに”それこそ命を懸けてる”輩がいて、写真を撮るために行列が出来てたりして。うんざりしてしまう・・・。

一言で言えば「価値観の違い」なんだけれどね。

 

早々寝ようと思ったのだけれど、ドミトリーには子供を2人連れたお母さんが泊まっていて、3歳くらいの子供が夜遅くまで騒いでいてなかなか寝られなかった。
ウクライナにいるんだな・・・と変なところで実感してしまった夜だった。

 

ちなみにクレヴァンのバス乗り場はこちら。

行きはカフェ?お店?の前で停車し、帰りは一応バス停がありました。

 

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