Namibia 5 : ナミビア・ロードトリップ(2)予定変更!詰め込みまくりな2日目

オシャレカフェのカフェオレで1日がスタート。ここ・・・アフリカですよね?

前日に申し込んだミッションの時間は午後2時。
それまでにケープクロスとスケルトンコーストまで行って戻って来たかったので、この日は朝8時すぎに出発。

スワコップムントはウイントフックとも違う街並みで、さらにヨーロッパのような・・・でも閑散としてて淋しい空気が感じられて、形容しがたい町だと思った。
そのスワコップのオシャレなカフェでカフェオレをテイクアウト。

お店も、ショーケースに並んでたケーキも、
「あれ??私、今どこにいるんだっけ???」
と思いたくなるくらい「NOT アフリカ」。w

そもそもナミビアは歩いてる人達も結構白人いるしね・・・。
(南アフリカ同様、ナミビアも黒人と白人と両方が暮らしてます)
だからアフリカ感が薄いのだけれど。

 

車は海岸沿いのC34を北上。ここも全く問題のない舗装路で快調に飛ばす。
もう少しでHentiesに着くと思った9時半、私のナミビアのSIMを入れてある方の携帯が鳴った。
電話を取ると午後のミッションの会社から。

「午後は難しそうだから、今から来れない???10時にどう??」
「今から?でも10時に間に合わないよ・・・」
「今どこにいるの?」
「Hentiesの近く」
「あー、それじゃ無理だわね・・・・。明日は??いつスワコップ出るの?」
「明日スワコップを発つつもりなんだけど。ごめん、ちょっと待って、友達と相談するから」

ヒロトに説明し、明日の午前中にリスケジュールすることにした。

「じゃあ明日の午前中にするよ。10時に行くから」
「ありがとう、また明日ね」

ということでミッションは3日目の午前中に延期となった為、急遽3日目のつもりだった予定を2日目に入れ込み、盛りだくさんの2日目になった。

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臭いけど予想を上回る楽しさに大興奮!ケープクロスのアザラシ達

スワコップを出て約2時間、車はケープクロス(Cape cross)に到着。

駐車場に車を止めてドアを開けると、

「くっさーーーい!!!!」

噂には聞いていたけれど、強烈なニオイ。とにかく臭い。
魚屋が掃除をしないで放置したニオイ(想像だけど)にアンモニアを加えたらこんな感じ???というニオイ。

そして外へ出ると・・・・

 

大量のアザラシが転がってる。

もうね「いる」とか「寝てる」じゃなく、「転がってる」。
メタボなオヤジが休日にひっくり返ってるように寝てる・・・・。
死んでるのかと見間違えるくらいに寝てる子もいる。

可愛くもあるけれど「ギェェェ――!!」「ギャァァぁ!」という鳴き声は可愛くなく、ひっくり返って寝る姿はまるでオヤジだし、何より臭いし・・・

でも面白い。

そしてついつい近づくと
「シャァァァァーー!!!」
と威嚇して遠ざかる姿もまた面白い。

ひたすらアザラシを見た後さらに海の方へ歩いて、泳ぐアザラシを見て・・・

 

あれ??そういえばヒロトは何やってるんだろうと見ると、じーーーーーっとアザラシを見つめていた。

そして一区切りついたところで
「寝起きドッキリやったらあかんのですかね??でもおもろいからついついやってまうんですよね」

そう。
カメラを動画モードにして寝ているアザラシに近づき、
「おはようございまーす。おはようございますーー!!」
とアザラシに声を掛け、気付いたアザラシが慌てて威嚇し慌てて逃げる様子を撮影していた・・・・

この子・・・・ホントに面白い。

ヒロトが撮影した「アザラシ寝起きドッキリ動画」は文句なしに面白かったけれど(一方で若干アザラシが可哀想だったけど)、それと同時にそんなことに一生懸命になってるヒロトもまた面白いと思った。

正直ケープクロスはそれほど期待してなかったのだけれど、期待してなかったから?期待以上に?面白かった・・・。

ちなみにケープクロスを出る時にパーミッションを確認されたので(ここでパーミッション入手も可能)一応ちゃんと管理はしてるようです。

スケルトンコースト、難破船、フラミンゴ・・・・

「スケルトンコーストは道が悪い」
「何もなかった」
「期待したほどじゃなかった」
そんな話を聞いたし、時間も少ないし、何より借りた車はSUVでも4WDでもなく2DWのフォード。
それでも折角なのでスケルトンコーストのゲートまでドライブ。
遠くに蜃気楼を見ながら、何もない道をひたすら北上・・・

「ねぇ、なんか私、自分にアザラシのニオイが染みついてる気がする・・・」
「俺もっす」
アザラシはもう遠くにいるはずだし、車内にアザラシがいるわけではないのに、ニオイがする気がする。
ニオイが鼻についてるのか、気になって気になって仕方ない。

スケルトンコーストの入り口は「それっぽい」入り口。w

写真だけ撮ってUターンして引き返し、C34をひたすら南下。

 

途中HentiesのShopriteでお昼ご飯にしてから・・・

 

スワコップムントへの道の途中にある難破船を見に行った。

この海岸、いつも暗い靄が掛かっていて、座礁する船が多いと言うのも頷ける。
難破船の雰囲気と言い、なんだか不気味な感じ・・・

さて、車は更に南下しスワコップの街へ入り、道はC34からB2へ。
すごく興味深いなと思ったのは、スワコップを1歩南に出るとものすごい砂漠が広がってること・・・・
景色が変わりすぎ。

右は海、左は砂漠。

思わず嬉しくなっちゃうような景色だけど、海からの風がものすごく強く車があおられるし、砂漠の砂が巻き上がりまるで霧か靄のように視界を塞ぐ。
だから車のライトは必須。

ひたすらそんな道を進み、突如現れたこれまたアフリカ感無しの街、ウォルビスベイ(Walvis Bay)。

中心部をの外れまで行くと・・・
フラミンゴめっちゃいるーーー!!!

近づくと逃げるので写真が遠目にしか撮れないし風が強かったけど・・・
でもピンクのフラミンゴが沢山いて、キレイだった。

(ちょうどこのホテルの前あたりに駐車場があり、その海岸線でフラミンゴが見られます。)

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2日目のハイライト、DUNE7

ウォルビスの街からC14を東へ進み、DUNE7へと向かう。
流石にDUNE7の駐車場付近は砂漠なので走りづらいけれど、それ以外は問題のない道だった。

目の前に聳えるDUNE7。
大きいしキレイ!!!
青空、砂、それも光と影の砂の色の違いのコントラストが美しい。

気合を入れて砂漠に挑む!!
頑張って頑張って頑張って登っても、「3歩進んで2歩下がる~🎵」という感じでなかなか登れない。
息切れしながらなんとか尾根へ登頂すると・・・・

強風!!!!
目は開けられないし煽られるし、砂が当たって痛いし、体は砂だらけ・・・・

苦労して登った砂漠も、走って滑り降りるのは一瞬。
サンセットを見たいところではあったけれど、スーパーが閉まる前に帰りたかったのでスワコップへ向かった。

例えば・・・こんな会話。

車で、宿で、毎日ヒロトと色んな話をした。
この日もスワコップへ帰る車の中で、
「ihoccoさん、ブログで俺を有名にしたってください」
と言うので
「わかった~。じゃあ姫路のアホがって書いておくね。w」
「何もせーへん姫路のあほんだらがーって書いとってください」
「『今日は何処へ行くんですか?』『何て街でしたっけ?』『今日の夕飯は何作ってくれるんですか??』ってね。w」
「でも『彼の夢は最強になることです』って入れといてください」
「最強。w」

私もふざけてこう言ってるけど、でもヒロトは賢い。だから私はリビングストンから引っ張って来たし、一緒に居られる。

最初に会って話した時、パッと見はアホっぽいところは無きにしも非ずだけど(おい。w)それでも頭良いな賢いなと思ったし、そう思ったのは間違ってなかった。
それに私に対しても他の人に対しても意外に気を遣うし、そして何より素直。この素直さは、ヒロトの魅力だと思う。

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スーパーに行ったけど牡蠣は売ってなかったので(なんで??時季じゃない??)この日の夕食はトマトとツナのパスタ。
夕食を食べて二人で外でタバコを吸ってると突如、
「ihoccoさんて、どん底見たことありますか?」
「あるよ。」
「え??どんなですか?あ、もし話せればですけど」

流石の私もここでどん底の話は公開できないけれど(苦笑)、ヒロトに話すと
「今のihoccoさんからは想像できないっすね」

そしてこの日は、あれこれと面白いけど突っ込んだ話をしつつ翌日のミッションに備えて眠ったのだった。

 

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