Namibia 10 : アフリカ最終日、旅立ちの日

本日は10/23、キューバのビーチにおりますが・・・
エアコンにやられて風邪を引き、鼻水ズルズル、くしゃみがとまりません・・・

ナミビアを発つ日。テントは次の旅人へ

レンタカーでのロードトリップを終えた翌日の朝。
朝食を食べてからテントを片付けて荷物をパッキングした。
寝袋はバックパックに押し込み、マットはヒロトへ。そしてテントは捨てるつもりでいたけれど、幸いなことに前夜一緒に飲んだ日本人男性がもらってくれると言ったので彼に託した。

私のテントは「旅するテント」になった。

ナミビアの最終日であると同時に今回のアフリカの最終日。
思えば半月もヒロトと一緒に旅をしてたし、「今日から少しの間は1人か」と思うと気が引き締まる思いがする。

「なんで南アフリカ行かないんですか？？？」

色んな人に言われたけれど・・・・
今は別段興味が湧かなかったのと、南アフリカは飛行機もいっぱい飛んでて、敢えて今行かなくてもまた南アフリカ“だけ”行く機会はこの先もあるかなと思ったから。
そしてマダガスカル、エチオピアからスタートしてナミビアで大西洋も見て・・・・飛行機はいっぱい使ったけど、アフリカ大陸を東から西へと移動しきったと思ったから。

なんだか落ち着かない気持ちのままブログを書いて、11時のピックアップまでの時間を過ごした。

そして11時・・・

ヒロトとお互いありがとうを言って、
「私は・・・明日からヒロトが大丈夫なのか心配だよ。ｗ」
「いやーなんだかんだ僕もこれまで1人でやってきてるんでね。ｗ」
気を付けてね、また今度は東京でクリームソーダ飲もうねとバイバイした。

空港までは40分、190ND・・・・高い。
途中、警察の検問もありながら車はウイントフックの空港へ到着した。

完全なるキャパオーバー、激混みの空港

空港の中へ入り、自分が完全になめてたと思い知った。
ビックリするほどの大混雑・・・・

自分が並ぶべき行列がどこなのかもわからないし、何のための行列なのかも不明なくらい。ｗ
とりあえず「チェックインカウンターへ続いてるっぽい」行列に並び、ひたすら順番を待ちチェックインを済ませ、さらに「出国審査やゲートへ続いてるっぽい」行列に並ぶ・・・

このままじゃ間に合わなくなっちゃうよ！！！

と焦って係員に聞くも、「まぁ待て」との返答。
うーん・・・・・みんな並んでるんだし、私だけが遅れてるわけではあるまい。

2時間半前に空港に着いたのに、結局搭乗口へ着いたのは出発の20分前だった。

出国審査のブースは計2箇所、係員は計4人しかおらず、また荷物検査のレーンも2台のみ。
そりゃー大行列になるよね。
ウイントフックの空港はプライオリティパスで使えるラウンジもあるのだけれど、ラウンジへ行く時間なんてなかった。

飛行機はナミビア航空のヨハネスブルク行き。そしてヨハネスブルクで乗り換え。

上空から下を眺めてると、こんなに景色が変わるのかと驚いた。
ナミビアの砂漠から次第に緑が豊かになっていく。
ヨーロッパの人達が南アフリカに好んで住んだのがよくわかる。
この景色だもん、そりゃ南アフリカが良いよねって感じ・・・・

トランジットin南アフリカ

南アフリカのヨハネスブルクに着き、トランジットカウンターへ並んだ。
ズラッとカウンターが並ぶ中、カタール航空だけ行列・・・
他の列のスタッフさん達は、ケータイいじったり談笑したり「やる気のなさ」が全面に出ており、またカタール航空のお姉さんも「ねぇ、こんなに人が並んでるんだけど。ちゃんと仕事する気ある？？？」とツッコミたくなる感じ。
でもアフリカだから。今に始まったことじゃない。

そして私の番になり発券してもらおうとすると・・・
「ビザは？？」
「ビザ持ってない。というか日本人だから3ヵ月まではビザ要らないし」
「知ってる」
（じゃあ聞くなよ！！）
「出国の航空券は？」
「え？？？」

これまでヨーロッパに入国するのに出国の航空券のことなんて聞かれたことない・・・・
幸いなことに入国する場所とは違う国ではあるけれど航空券は購入してあったのでそのe-チケットを見せると
「英語の見せて」
「無いよ。これが本物だもん。」
「私日本語読めないから。英語版見せて。」
「だから無いって」
「じゃあ今すぐ旅行会社に連絡して送ってもらって」

ムカつく・・・・・
ホントに腹が立つ！！！！

「旅行会社に連絡したところでそんなにすぐに返信は来ないよ。それに日本は夜中だし、明日は土曜日だから無理だと思う。
このe-チケットに、正式なものです、確認は不要ですって書いてあるし」
「はぁーーーーっ（溜息）。じゃあ航空会社のHPにログインして、詳細を英語で見せて」

WiFiに繋ぎ、HPからログインして航空券情報を表示してやっと発券してもらえた。

なんなんだろう、このくだり。
飛行機で入国する際、拒否された場合それは航空会社の責任になり、航空会社が自分達持ちでその旅客を運ばなきゃいけないルールはあるけれど・・・
それでも日本人で、陸続きのヨーロッパ行きで、（今回はたまたま予定が決まってたから航空券を買ってあったけれど）航空券を買ってない場合だって多々あるわけで・・・
なんだか腑に落ちないし、気分が悪かった。
南アフリカ・・・・感じ悪い。

残された時間でラウンジへ行くと、冷蔵のケースにお寿司が並んでいて、ついつい手に取ってしまった。ｗ
美味しくもなかったけど、久々のアジアのお米と醤油とわさびが嬉しかった。
ボツワナ以降飲み続けているシュウェップスのトニックウォーターを飲み、また飛行機へ。

ちなみにヨハネスブルクの空港は、タバコが吸えるラウンジもあります。
プライオリティ・パスとラウンジのお話は以下よりどうぞ！

 路の途中で -being on the road-

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私のアフリカ2ヵ月は、これでおしまい。
わかってはいたけれど、アフリカを見るには2ヵ月じゃ少なすぎる。1年あったって少ないと思う。

アフリカは、また行くことになる気がしてる・・・・。