海外旅行保険:何もないことが一番だけど、万一の為に備える

二十歳の頃から今に至るまで、1度たりとも無保険で旅に出たことはありません。それこそ1泊の弾丸で韓国や台湾へ行く時も絶対に入ってきました。
それは万一何かがあった時の為の補償と安心であり、安心があるから旅を楽しめると思ってるから。日本にいる家族の為のマナーであり、必要経費だと思ってるから。

期間や行く場所によってはなかなか痛い出費にはなるけれど、それでも割り切ってちゃんと保険を掛けてきました。そして幸いなことにほとんど使ったことがありません。(こういうことに限らず私はいつも運が良く、人に恵まれていると思ってます。)
言うまでもないけれど私が保険を掛けるのは、医療保険の為。荷物が盗まれるのも悲しいけれど、モノはまた買えばいいだけ。保険を掛けるのは病気や事故などによるケガに備えるためです。

海外で病院へ行った経験

過去を振り返り、海外で病院に行ったのは2度。
1度は2005年、上海で。この時は病院へ行かなくてもいいかなという程度の体調不良だったけど、日本人のドクターで日本語が通じる病院もあるし、保険利用でキャッシュレス診療が可能だし・・・ということで受診。

もう1度は2016年、マルタにて。そのしばらく前から歩けないほどに足が痛く、毎日足を引きずって歩いてたのだけどついに観念して病院へ行ったのです。
診察を受け、レントゲンを撮って・・・なのに、まさかのタダ!いや、本来はそんなはずはなくお支払いをしなくてはならないと思うのですが、もともとマルタやイギリスの方々は無料の為、「病院で支払いをする」というシステムがない様なのです。
数日後相変わらず足を引きずって病院へ行き「お支払いをしたいのですが」と言ったものの「忙しいんだから!!早く帰って!!何言ってるの?うるさいわね~」とおばちゃんに追い払われました・・・・。いまだに謎。w

その時(結果的にレントゲンに映るヒビはなかった)鎮痛剤とジェル(湿布代わり)を処方され薬局で購入したのだけど、大した金額ではなかったので保険会社へ申請せずに終わりました。だって1000円~2000円の為に手続きするのは面倒だったんだもん。

保険の必要性を実感!緊急入院した友人の話


中国に留学していた時のこと。その当時の私は22~23歳で大学に留学していたのだけど、よく一緒に飲んだり遊んでくれていたメンバーというのが向こうで働いていた方々で、みんな私より5~10歳くらい年上だったかなぁ。

そのときの仲間内の一人がある夜、体調不良になり病院へ駆け込んだそう。大きな病院へ行ったものの「ここでは手に負えない!!」と言われ、大都市のさらに大きな病院へ救急搬送、その間に意識は朦朧・・・
大きな病院で治療を受け、幸いにして意識は回復し、ドクターと話すも中国語で何を言ってるかわからず(中国語を話せる人だったけど、普段使わない単語だから脳内で漢字に変換できなかった)。「ちょっと紙に書いてくれ」と言うと、ドクターが紙に書いた漢字は「蛛网膜下腔出血」(漢字から想像付きますよね?「くも膜下出血」です)。
その文字を見て愕然とし「えぇぇぇええええーーーー!!!?!?」と一気に血の気が引いて大焦り。その後手術を受け、なんの後遺症もなくキレイさっぱり治ったものの、医療費はまさかの数千万!!

さらになんとなんと。その彼は日系企業の駐在員だったのですが、会社が彼に掛けていた医療保険はもっと低額の医療保険だった為、保険でカバーし切れず!!
(結局彼の医療費は会社が「高額の医療保険を掛けていなかった会社の責任だ」と言って全て払ってくれ、それ以降、彼の会社では海外勤務のスタッフは全員もっと高額の医療保険に入ることになったそう。彼は「会社に頭が上がらない。」と言ってました。)

これ、実話です。恐ろしや・・・・

 

また現在、私は日本で毎日沢山の海外の方に接する仕事をしているのですが・・・これだけ安全で清潔な日本でも、体調を崩したりする方がいっぱいいるのをリアルに見ています。通訳として一緒に病院へ行ったこともあります。
そしてそのお支払いが高額であることもリアルに見ています・・・
夜中に熱が出た、インフルかも?という程度で救急外来にいっても、お会計が数万円なんて普通です。
「海外で病院へ行く」というのはそれだけお金がかかることなのです。

丈夫が取り柄、おなか壊さない伝説を誇る私と言えど、いつどこで体調が悪くなるのか、病気を発症するのか、思わぬ事故にあうのかなんて誰にも分かりません。医療が整ってない国に行くのであれば、そこで手に負えずヘリや飛行機で救急搬送という事態だってありうる話。

医療保険は絶対に入りましょう。

カード付帯の海外旅行保険

とは言っても短期の旅行や近場へ旅行に行く際は、旅行保険に加入せず「カード付帯の保険」のみです。

 

楽天プレミアムカードの海外旅行保険は自動付帯(一部利用条件付帯)でこんなに補償してくれます。

補償内容 保険金額
(傷害)死亡・後遺障害 合計:最高 5000万円
自動付帯:4000万円
利用条件:1000万円
傷害治療費用 自動付帯:300万円
疾病治療費用 自動付帯:300万円
賠償責任 自動付帯:3000万円
携行品損害 合計 50万円
(1点または1対あたり10万円限度、免責金額3000円)自動付帯:30万円
利用条件:20万円
救援者費用 自動付帯:200万円

携行品損害も50万ついてるので、iphone2台とも盗まれても、PCを盗まれても大丈夫。w

楽天プレミアムカードは以下よりどうぞ。

長期でも安く、海外にいながら入れる保険

通常、海外旅行保険は出発前に日本で入ることが条件となります。つまり、旅先で「もうちょっと旅を続けたい」と思っても加入することはできません。
おまけに長期の海外旅行保険って恐ろしいほど高いんです!!
留学をした時に入った1年の保険、確か20万くらいしたような・・・・。
それだけリスクが上がるということなのでしょうが、ちょっとビックリなお値段です。

でも見つけちゃいました。
日本を出発後に加入できる海外旅行保険。しかも長期でも安いんです!!

world nomads
疾病や傷害の補償額は500万USD。って5億超え!??? 携行品の盗難や破損は2500USD。
こちらはアメリカの会社なので全て英語。英語が苦手な方には厳しいことと(ありがたいことに日本語解説サイトなんていうものがあります)、保険の請求は1件当たり100USDの手数料がかかることがデメリットでしょうか。

 

ASSETS ASSURANCES 海外旅行保険 グローブパートナー
疾病や傷害の補償額は驚異の無制限!!虫歯の治療も年間300EURまで補償。ビックリです。
こちらはフランスの会社ですが、サイトも日本語ですし、また日本語で対応して頂けるのも大変心強いです。
デメリットは携行品の盗難・破損の補償がないこと。ちょっと怖いような、諦めがつくような。
そして注意点が1点。加入時に「無保険状態」だと入れないそうで、他の保険が切れる前に申し込む必要があります。また出国後の加入は契約書に署名が必要とのことで、申込フォームからではなく別途連絡が必要となります。

 

ちなみに今回の私の場合ですが・・・。楽天プレミアムカードの付帯保険の傷害・疾病治療が上限300万円というのが気になったのでASSETS ASSURANCESとの合わせ技です。
乗ってたバスやタクシーが事故ってケガをしたり、マラリアなどの感染症で入院が必要になったり、犬に咬まれて狂犬病の治療が必要になったら・・・困りますから。

もちろん何もないことが一番。「今回も保険掛けたけど使わなかった」という結果になることが最高の結果です。それでも万一の為に・・・

節約は他のところでして、保険は絶対に掛けましょう。

 

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