Ethiopia 9 : オモバレー民族巡り(2)-ガイドに苛立ち、そして2年半ぶりの美容院-

6時出発と言われたので、5時20分に起きて準備。
っていうか準備ってほどのものはない。気づけば日本を出てから日焼け止めを塗るのみで、一度もメイクをせずに過ごしている。アートメイクをしてきて良かったと痛感中の日々。w

オモバレー民族巡り 2日目の予定

ジンカ(Jinka)→アルバ(Alduba)マーケットで民族見学
アルバ(Alduba)→トゥルミ(Turmi)

寝坊して遅刻するガイド、髪にはバターと赤土

6時に外でタバコを吸いつつ待つも、一向に起きてくる気配のないWonde。
お前・・・6時に出発だって行ったのは誰だよ。

雨も降ってるし、まぁいっかと思いながら30分・・・40分・・・流石に待ち切れず部屋をノックして出発を促した。

 

道を歩き、通りがかった乗り合いミニバスに乗ってアルバ(Alduba)へ向かう。
途中で民族の方やローカルの方が乗ってきて、席を取り合って喧嘩。w
たくましいし、人との距離が精神的にも物理的にも近いなーと思いながら眺めてしまった。

 

アルバへ着いて、コーヒーと中に小豆や豆が入ったサモサのようなもので朝食。正直、相変わらず胃の調子もリーゲーの具合もよろしくなく、何も食べたくないけれど、目の前にあるとついつい食べてしまう・・・。

アニマルマーケットを見て・・・民家?肉の解体屋さん?へ。
どうやら居酒屋も兼ねていたようで、ビールを飲むWonde、何もしない私。
「ビール飲まないの?」と聞かれたけれど、昨日から胃がおかしい、リーゲーだって言ってんじゃん!

 

ビールを飲むのをひたすら待ち、マーケットへ行き入場料をお支払いした(200B)。
まだ始まったばかりで賑やかさには欠けるけれど、それでもバンナ族やハマル族の方々が沢山いて、皆さんあれこれ販売していた。野菜や日用品、蜂蜜、バター、赤土、タバコ・・・などなど。

赤土は、ハマル族の女性がバターと合わせて髪に塗るためのもの。
アルガンオイルやらケラスターゼやらあれこれトリートメントを買ってる私だけれど・・・バターと赤土、斬新です!!
試してみる勇気はないけどね。w

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ディムカで警察官とコーヒー、ハマルさん達と酒盛り

一通り見終えた私たちは、またも乗り合いミニバスに体を押し込み、ディムカ(Dimeka)へ向かった。

 

超満員のミニバスの中で思う。

これまで仕事のできない人間や腐った奴を見るたびに、「寺に修行に行って来れば?」と思ったし言ってきた。ちょっと前に会社のおじさんも「もーあいつら寺に修行に行かせたい」と言ってた。w
寺に修行・・・じゃなく、エチオピアのオモバレーでバスに乗るのも負けず劣らず厳しい修行かもしれない。w

私はあまり切り詰めて旅するのは主義でなく、適度に切り詰めつつも使うときは使うし、ツーリストプライスのレストランも普通に入るし、毎日数回カフェに行ったりもする。あまり切り詰めて旅行をすると、それこそ修行で心に余裕がなくなり、心が荒み楽しめなくなるように思う。そもそも楽しむための旅なのに。
一方で、スーツケースを転がして、手配済みの車に乗って高級ホテルに泊まるのは楽しくなく、やっぱりバックパッカーが一番・・・

人それぞれだけどね。

 

そんなことを考えつつ超満員の車に揺られ、ディムカ(Dimeka)に着いてコーヒー屋さんでコーヒーを飲む。女性の警察官も一緒に座ってコーヒー。
更に雨が降ってきて、男性警官2人も合流。
日本だったらレインコート着て外に立ち続けるのがお仕事だけどね。まぁここには走ってる車もいないけど。

雨の中歩いてハニーワインの酒場へ移動し、ハマル族の皆さんと共にハニーワインを飲んだ。民族の方々は午前中から家畜や蜂蜜、野菜を売って、その売上金で午後からお酒を飲むらしい。
酔っぱらってる人もいるし、片言の英語が話せる人もいる。
もちろんケータイやスマホを持ってる人もいる。
それでもその民族の服を着て、集落に住んで・・・なんだか不思議。
でもオモバレーの町では、普通の服を着た人も、半裸の人も道を歩いて買い物してお酒を飲んでるのが日常の光景だった。

そして数日それを見てると、なんとも思わなくなってくるから・・・
服やスタイルなんて、そんなものなのかもしれない。いや、違うか。

トゥルミで2年半ぶりの美容院へ

幸いなことに乗り合いでなく「車」に乗せてもらえた私たちは、トゥルミ(Turmi)へと移動した。

1軒目に入った宿が問題なくキレイで「ここにする」と言うと、どうやら他のゲストが来るかもしれないらしく「1部屋しかないかも」とのこと。

「どうする?部屋をシェアするか・・・」と言い出すWonde。
「No」と即答する私。

はぁぁ???アンタ何言ってんの???頭湧いてない?

「もういいよ。じゃあ別の宿を探そう」
とイライラしつつ言う。

結局宿のお姉さんが他のゲストを見切って2部屋用意してくれたのだけれど、このあたりから私はことあるごとにWondeにイライラすることになった。

 

宿でお茶を飲んでから外を散歩。
目に着いたヘアーサロンへ突入し、「コーンロウにしてください」と言うとOKしてくれたものの「あと2人お客さんいるからその後ね」ってことで、再び散歩してから戻った。

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実は、日本でもしばらく美容院へ行ってなかった私。
最後に行ったのは2年半前。w
長いと頻繁に美容院へ行く必要もないし、仕事の時は夜会巻きだし、美容院に行く必要が全く無かったのだけれど・・・
どうしてもコーンロウにしてみたかったし、なかなか髪を洗えないこの状況なので、むしろ楽かなぁなんて思っちゃったわけ。

そんな私に反して、エチオピアの女性は皆とてもおしゃれで、ついでに言うとみんな働き者。
家のことを全てこなすのは女性で、コーヒー屋さんでコーヒーを飲んでるのは男性だけ。
そして皆おしゃれに髪を編んでたり(髪質上、編むのが一番ラクなんだろうけど)、頑張ってストレートにしてたり・・・メケレのお祭りの時なんて、みんな気合入れまくりに編み編してた。

 

さて。トゥルミのその美容院の中を見渡せば。
テーブルの上、何か火が付いてるんですけど・・・。
火でコテを炙ってるし・・・

怖い・・・
ねぇ、ほんとにほんとに大丈夫???

「私はアルバミンチで修行したんだから。大丈夫、任せなさい。」と言うmimiさん。
わかりました!!
もう全てお任せします!!

 

大量の着け毛と共に編み込まれていく私の少ない髪の毛。アシスタントの女の子は、私のストレートの髪に興味深々。
2時間半かけて完成したコーンロウは・・・ボリュームたっぷり!!
ちょっとイメージと違ったけれど、なかなかいいんじゃん?

そしてお値段は500B(2000円)!
高い・・・のかな?付け毛代が200、技術料300とのことだった。

 

終わってみれば夜8時、外は真っ暗。
「みんなでご飯に行かないか?」とWondeが言った。
「いいよー」
「でも、お金ある?」
最初は意味がわからなかったのだけど、つまり私がご馳走するというわけね。
遅い時間まで編み編みしてくれたmimiさんには感謝してるので、ご馳走するくらいどうってことはないんだけど…勝手に話を進めてたことが不快だった。

mimiさん達と計4人で夕食へ行った先は、またインジェラ・・・・。
田舎に行けば行くほど、食事が限られインジェラになるのはしょうがない・・・

楽しく食事をし、お会計の前にWondeが言った。
「君が払うとファランジ料金(注:「ファランジ」は外国人のこと。もともとフランス人が多かったらしく、フレンチ→ファランジになったらしい)になるから、こっそり僕にお金を渡して。僕が払うから。」
なるほどね~。取れるところから取る、どこの国に行っても同じだから今更どうってことはないけど。

そしてWondeが続けた。
「この習慣は良くない。大嫌いだ。フェアじゃない。外国人だから高いお金を請求するなんてどうかしてる」

ちょっと待て。
どの口が言ってんだ?
あんたは何なんだ?
自分だって私にふっかけて高い金取ろうとしてるでしょ?自分のこと棚に上げて何様のつもり?

ムカムカした気持ちが込み上げて、釈然としないまま私は宿に戻った。
おまけに宿に帰って宿代を払う際「僕の分も払って。後で返すから。」と言う。

はぁぁぁ????

払いましたけど、払ったけどーーー!!

イライラが募ったのだった・・・。

 

トゥルミで美容院へ行きたくなった方。
ぜひヘアーサロン「mimi」へどうぞ!!
心も体もビッグなミミさんが、お好きなヘアースタイルにしてくれます。おすすめです。
トゥルミは小さな町なので、その辺の人に聞けば絶対に場所はわかります。w

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