Ethiopia 7 : ダナキルの後遺症、そしてオモバレー民族巡りスタート！

なかなかハードに旅をしてるつもりですが、全く痩せません・・・
35歳、代謝が落ちてるせいでしょうか(涙)

7月のある日、職場で同僚に「私来月からアフリカン・ダイエットだから！」と宣言したのに。
旅をしてると、どうしても炭水化物中心になりがち。お菓子は食べなくなるけど・・・太って帰るのだけは避けたいです。

どうでもいい話ですが、甲状腺の病気の影響もあり、2年くらい前に一気に10kg太ったんですよね。
デブな自分が許せない。なんとか痩せて帰りたい！←切実

ダナキルの後遺症とトラブルの連続

ETTのオフィスで20㎏のバックパックをピックアップした私は、雨の中人込みをかき分けホテルへ歩いた。
Bookingのメッセージで部屋がちゃんと予約できてるのはわかってたのだけれど、チェックインしたいと予約画面を見せると、何やら揉めている・・・。
「部屋、無いの？？」
と恐る恐る聞くと
「いや、部屋はあるんだけどさ・・・」

私がBooking.comで予約したのは、2泊で50USDというもの。ところがお祭りのこの時期、どのホテルも値上げをしており、このホテルも例外ではなく1泊40USDだと言う。
そして「2泊で60USDにしてくれないか？」と・・・。

正直ちょっと悩んだ。でも、
「言ってることはわかるよ。状況もわかってるつもり。でもね、ホテルの予約っていうのは一種の契約だよ。これは私の問題ではなく、あなたたちの問題だ。」
可哀想かなと思いながらもそう言うと、スタッフ間で相談の上
「仰る通りだ。50USDでOK。」
結局予約通りの値段で泊まれることになった。

洗濯をして、シャワーを浴びて・・・清潔なベッドで寝るのはとても幸せだった。

翌朝起きると、全身が怠いし起き上がる気になれない。ｗ
筋肉痛もあるし、腰痛もある、そして何より体が怠くて怠くて・・・

ダナキルで一緒だった中国人グループやスウェーデン人、日本人ご夫妻はツアー後そのまま飛行機に乗ると言ってたし、HaruさんYuさんは翌日ラリベラへ移動すると言ってたけれど・・・
みんなタフだなぁと感心。ｗ

タフじゃない私は10時までゴロゴロして、銀行へ行って（ダナキルへ行く前に銀行へ行ったのだけれど、ATMにお金が入ってなかったようで引き出せなかった。所持金400Bでツアーに参加したのだけれど、余裕だった。ｗ）、カフェでピザを食べてビールを飲んで・・・
ホテルへ戻ってずっとゴロゴロ。
疲れなのか、ピザを食べ過ぎたのか、若干胃の調子がおかしいような気がしないでもない。

散々ゴロゴロしたのに、パッキングだけして、夜もしっかり寝た。ｗ

ところで、
アディス→ラリベラ→メケレ
という順番にしたのは理由がある。

フライトのスケジュール上、
メケレ→アディスアベバ→アルバミンチ
は同日乗り換えが可能だけれど
ラリベラ→アディスアベバ→アルバミンチ
は同日乗り換えが不可能だったから。

アディスで1泊するのは面倒だし、1日で移動してしまいたいと思ったのでこの順番で回ることにして、ダナキルツアーへ行く前日にメケレのエチオピア航空オフィスで航空券を購入していた。

のだけれど・・・・。

まさかのDelay、アディスでまたも1泊

朝8時前、タクシーでメケレの空港へ向かいチェックインをすると
「荷物はアルバミンチまで行くからね（アディスでピックアップしなくて大丈夫）」とのこと。
Yuさんのロスバゲの件もあり、お礼を言いつつ若干の不安を抱えながら待つも、一向に搭乗待合室へ促される気配がない。
隣に座っていたインド人歯科医師と話しながら待っていると「飛行機はDelay」との案内が。

マジで・・・。

乗り継ぎ、間に合うかなぁ・・・
1時間のDelayなら間に合うんだけど・・・

待っても待っても搭乗が始まらず、ひもじくなった私はHaruさん達に頂いたカロリーメイトを食べてブログの下書きをしつつひたすら待った。

結局飛行機は2時間40分遅れでアディスへ到着し、スタッフに話をするとチケットカウンターへ促され、「今日のアルバミンチ行きのフライトはもうないから、明日に振り替えるね」とのこと。そうなるよね～～。

あーーー、アディスに1泊か・・・。何の為に予定組んで同日のフライトを買ったんだか。
でもここはエチオピア、日本じゃないからしょうがない。この手のことには全く動じなくなってくるからすごい。ｗ

荷物をピックアップして、前回と同じ空港近くの宿に泊まった。
半乾きの洗濯モノを干して、アボカドジュースを飲んで、スーパーに行って。まだゆっくりしてていいよね？

アルバミンチ到着と、オモバレーのガイド

翌朝再び空港へ行き、アルバミンチ行きの飛行機に乗った。今回は1時間遅れ。ｗ
上空から景色を眺めてると、また植生が変わったのがわかった。
標高2400mのアディスは涼しいけれど、アルバミンチは標高1200mで温かい。上空からもバナナ畑が見えた。

アルバミンチ

無事に荷物を受け取り、外へ出ると1人の兄さんが「僕はガイドだ。ホテル決まってる？案内しようか？」と近寄ってきた。
そもそもの私のプランとしては、

• ある程度高いのは承知でツーリストホテルに泊まる（外国人が多いだろうと予測）
• 旅仲間を探す
• 誰か見つかれば車をチャーター（100USD/日が目安）
• 誰も見つからなければ自力でバスなどでオモバレーを回る
• 日数は3～5日（車チャーターかバスかに拠る）
• 集落へ行くのは諦め、マーケットに的を絞る

というもの。
ガイドの兄さんはそんなに胡散臭そうな奴でもなかったし、
「とりあえずホテルに荷物を置いて、だれか探せばいっか」とホイホイ着いて行き、連れて行ってもらったホテルはセチャ地区とセカラ地区の間くらいの場所で、そこそこ清潔で悪くはなく、お値段も300B/1泊にしてくれたので即決した。

そして、ガイドの兄さんWondeとオモバレー民族巡りの交渉が始まった・・・。

「僕には5年の経験がある、これまで沢山の外国人を案内してきたし、日本人も案内した。各町にいっぱい友達もいるから大丈夫だ。」と自信たっぷりに売り込むWonde。そして話を始める。

Wondeの提案その1：車チャーターの場合は120USD/1日

「高い！無理！！とりあえず、誰か他の旅行者を探して車をシェアしたい」
「オフシーズンだから無理だと思う」

撃沈。
薄々は分かってた・・・だって飛行機の中も、トゥクトゥクから見た街でも、目ぼしい旅行者はいなかったから。

Wondeの提案その2：車無し、バスなどを利用して回る場合は50USD/1日

「それでも高いと思うんだけど・・・。じゃあさ、とりあえずプランは？」
「明日は月曜だから○○に行って、翌日は××に行って・・・」
「ちょっと待って。落ち着いて。」

とりあえず座り、メモを出して話を聞く。

私が「とりあえず4日で」と言うとTurmi、Omorate、Jinkaでそれぞれ1泊の3泊4日の計画を出してきて、各町のマーケットの曜日に合わせた日程となった。

「車無しで4日はキツイんじゃない？」
「僕には5年の経験があるから大丈夫だ。」
「わかった。でも1日50USDは高いと思う。だってバスだよ？4日で計150USD。」
「いや、180USDだ。」
「無理。150じゃなきゃ行かない。」
「・・・・わかった。」

OK！と握手をして、コーヒーを飲んだ。
「前金で今払って」と言われたけれど、絶対嫌だ！！だって150ドルも払って明日迎えに来なかったらどうすんのよ！？
「じゃあ、デポジットで50ドル分だけ払う。どう？」
「わかった・・・」
「ブルでいい？レートは？」
「ドルで欲しいんだけど」
本当は手持ちのドルの現金が少なくなってるのもあり（何度もしつこいけどバイク事故のせい。ｗ）出来ればブルで払いたかったのだけれど、ATMに行かないとブルも足らなかったので、しょうがなく50ドルの紙幣を渡した。

「お前、これで明日来なかったらブログに晒すからな（読者の少ないブログですが・・・）」と若干の疑いを持ちつつ、ATMでブルを下ろし（結局ATM行ってるじゃん）、夕方再度会う約束をして別れた。

その日の夕方、「今日は僕が招待するから」と言ってWondeはローカルの食堂でご馳走してくれた。出てきたのはもちろんインジェラだけれど、いつもの具の他に熟れてないバナナの煮たやつなんかもあったりして、面白かった。
さらにハニーワイン（タジ、ハニービア）の居酒屋を案内してくれ、サッカー中継をしてる居酒屋でビールをごちそうしてくれ、ビールが入らない私の為に（相変わらず胃が不調）最後はアボカドジュース屋さんに連れてってくれた。

そして翌朝6時の約束をしてバイバイをしたのだった。

オモバレー民族巡り。
結果を先に言うと、めちゃくちゃハードでした。
ある意味ダナキルよりハードだった！！
私の旅歴史の中でも色濃く記憶に残るものとなりました・・・。