Ethiopia 2 : RPGのダンジョン?ラリベラの岩窟教会群と初インジェラのお味

ラリベラ(Lalibela)

ラリベラの目的は、第2のエルサレムにしようとして作った「岩窟教会群」。
この為にアディスに1泊して、朝早く飛行機乗って来たわけで・・・。

観光資源があると、人は強気になる。ガイドの勧誘と客取り合戦

ラリベラ空港からホテルや教会までは、車で30分程。宿を予約した時にピックアップをお願いしてあったので自分の名前を探して後に従った。ちなみにお値段は100B。
周りを見回して、予約しなくても全然大丈夫そうだなと思った。ピックアップは乗り合いなのでその時来てる車に乗れるし、客を待ってるハイエナはいっぱいいるし。
というか客を取り合ってハイエナが喧嘩してるし・・・。

 

空港から町への道の途中、車の中から外を眺め・・・なんだかあまりに綺麗でびっくりしてしまった。その綺麗さは、マダガスカル以上。
雨季だからなのだろうけれど、畑が段々に続き、緑が力強くて、牛がいてヤギがいてロバがいて・・・ほんっとにキレイ。
そして山に囲まれ、山の山頂は雲がかかり。そういう目で見てるからってのもあるだろうけれど、なんだか神々しく、神聖で、昔の人が「ここなら神様に近い、神様に会える」そう思って選んだのがわかる気がした。

 

予約してあったホテルに到着。荷物を置いて外に出ると、1人のオヤジが「まぁここに座って」と言う。
宿のご主人?と思ったのだけれど・・・これがラリベラ名物「ガイド」の勧誘だった。
まず公式のライセンスを見せられ自分はガイドだ、と。そしてラリベラの教会群を効率よく見て回り理解を深めるには絶対にガイドが必要だし、自分ならグッドプライスで提供できる、と言う。
あ~・・・なんだかインドの香りがする。w

「へ~、そう。じゃいくら?」
「800B」

たっかい!!3200円?ふざけんなよーー。

「はははーーー。無理無理。私お金ないし、1人でブラブラのんびり見て回るから要らないわ」
「わかった。700Bでどうだ。」

それでも2800円じゃんか。

「いや、要らない。1人で見るから。」

要らない、1人で見たいと繰り返すと、オヤジは引き下がり消えていった。

 

そしてこの後も町の中心部や路上で、教会の入り口で、とにかく「ガイド、ガイド」と勧誘されまくり、本当にうんざりすることになった。

 

結果的には、チケット売り場の入り口で出会ったガイドのオヤジにガイドをお願いした。奴も最初は800Bだと言いやがったけど、「400B」と言い切って最終的にはその値段。そして、ガイドをお願いしてよかったと思ってる。

数日見て回る時間があるなら1人でもいいと思うけれど、少ない時間(それこそ私なんて半日)で見るならガイドさんをお願いした方がいいと思います。
そしてガイドは腐るほどいるので、妥協しないほうがいいです。なんとなくフィーリングが合うとか、見た目が好みとか(笑)、キレイな英語を話すとか・・・ちゃんと選んだ方がいいと思います。エチオピアはかなり英語が通じるけど、人によってはなまりがきついので。

ちなみにガイドさんに聞いたところ、日本語ガイドはいないそうで、英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語ならいるとのことでした。

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「見た目は雑巾、味はゲロ」インジェラ、そのお味やいかに!?

さて、ガイドを追い払った私は、ETTのエージェントが今から行くから!と言うので、エージェントを待つことに。

日本を出る時にETTにメールでダナキルのツアーと、ラリベラからメケレまでの移動に関して問い合わせてあり、その後マダガスカルで何度かやりとりをして、「ラリベラでエージェントがホテルに行くから。ピックアップの詳細は彼に聞いて」と言われていた。
おまけにダナキルのツアー代もラリベラで現金で払え、と・・・。怖いから前払いは嫌だし、本当はメケレでカード払いをしたかったのに・・・。(ETTの話はまた別で書きます)

 

ETTのエージェントだというマレグ(Maereg)は、これまたなんか可愛いお兄さんで、エチオピア人らしいグリグリの頭と、長いまつ毛がとてもキュート。w
マレグと詳細を確認し、お支払い・・・と思ったのだけれど、ブルでもいいと言うし、手持ちのドルが正直心もとないのもあり(バイク自爆事故のせい。w)「ごめん、銀行に行きたい」と言うとOK。街の中心に行くし、一緒に行こうとのこと。

「あーーお腹すいた。ご飯食べた?」と聞かれ「まだ」と言うと、「じゃあ一緒に行く?友達も先に行ってるはずだから。」ということで、ランチ→銀行→お支払いの流れが決定。
どっちにしても教会は午後の部のスタートが14時だからちょうどよかった。

 

マレグに連れられ行ったのは町の中心の小汚い薄暗いレストランで、お友達4人が既にインジェラを食べていた。
インジェラ。悪名高きエチオピアの不味い主食・・・日本人の間では「見た目は雑巾、味はゲロ」と揶揄されるインジェラ。

 

これがインジェラ・・・・。きったねぇ・・・。

既に食べかけのインジェラはぐっちゃぐっちゃで汚い。w
大丈夫かなぁと思いながら自分の分を待つ、そして出てきたのがこちら。

どうだろう。食べられるだろうか。恐る恐るインジェラを千切って食べると・・・

「あれ?別に悪くないよ?」というのが感想。確かに酸味はあるけれど、別にゲロとか言う程じゃない。
見た目は・・・雑巾ってのはちょっとわかる。w
使い古した小学校の雑巾の様に、お色はグレー。食感はコシの無い厚めのクレープでモチモチ感ゼロ。ほんのり酸味のある味は独特だけれど、これと言って癖はなく、上に乗せる具によって大分印象が変わるのではないかと思った。

まぁ嫌いではないとは言っても、毎日毎食は食べたくないかな・・・

 

1人で1枚食べるのは量的に厳しく、半分でギブアップして残りはお持ち帰りにした(申し訳ないけれど最終的にはゴミへ・・・すみません)。薄いビニル袋が破け、バッグの中でインジェラが漏れるのではないかとヒヤヒヤしたのは言うまでもない・・・・。

 

インジェラの後はコーヒー屋さんへ。男性のみが集まって小さな小屋でコーヒーを飲んでる姿はなんとも。w
エチオピアのコーヒー、美味しくてビックリ。日本のコーヒーに近いのではないかと思う味で、スタバのコーヒーなんかより余程好みの味だった。

RPG?エヴァ?ラリベラの教会群

世界遺産だし人気のある観光地なのに、入り口やらチケットオフィスやらが分かりづらくてビックリ。
お祈りの音や声が聞こえる中、ガイドのオヤジと中へ。入場料は50ドル。高いよ!!
この入場券、5日間有効なので長期滞在して毎日通うならともかく、半日・一日と思うと恐ろしく高い・・・。

お祈りが終わるのを待ちながら周りを見回して・・・なんだかこのまま入ってはいけないような気がした。急遽頭に被る白い布をお買い上げ。

そして14時前、いざ中へ!!

 

遺跡、遺産、過去のもの・・・ではなく、今なお現役で、子供も、ヨタヨタしたおじいちゃんやおばあちゃんも、決して足元が良いとは言えないこの場所にわざわざ来て祈って帰ってゆく。
人々が熱心に祈っている姿は圧巻で、ズカズカ入り込んで写真を撮るのは気が引けた。せめてもだけど、布を買ってきてよかった。

雨が降ったり止んだり、山の天気は変わりやすい。それでも一通り見て回り(2018年8月現在、修繕工事の為一部見られないものもあるそうです)、最後にSt.George教会へ。

なんだかまるでドラクエやエヴァに出てきそうな感じ(おバカですみません)で、でも高台にあって周りの眺めが良くて、すごく気分の良い場所で・・・あぁ、来てよかったなとつくづく。心も晴れ晴れした瞬間だった。

地球の歩き方に、「教会内はダニやノミの宝庫」というようなことが書いてあったので、ジーンズの裾を捲り気を付けたつもり。
ちなみにハエも多く(ラリベラに限った話じゃないけど)、膝の傷から浸みだした体液がジーンズに染みて、ハエが左膝目がけて集まっているのを見て笑ってしまった。目ざとい・・・。

 

トゥクトゥクで宿へ戻り暗くなる前にシャワーを浴びた。夕飯どうしようと思ったけれど、わざわざ山の上の中心部に行くのは面倒になり・・・非常食のプロテインバーで終わりにした。
やっぱりこういうことがあるから、非常食は必要なんだよね。w
ちなみに今回の非常食はプロテインバーとコチラ。

羊羹wwwww

本当は私、羊羹はあまり好きじゃない。でも家にいっぱいあったのを見て「これでいいじゃん」みたいな。
どこで羊羹に手を出すのか、はたまた食べずに誰かにあげて終わるのか。ちょっと楽しみだったりする今日この頃。

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