Ethiopia 1 : 「神秘」と「謎」の国、エチオピアへ

マダガスカルのノシベ空港から、エチオピアのアディスアベバへ飛んだ。
フライトは4時間ちょっと。

アジアの香りがするアフリカから、いざ、本当のアフリカへ!

エチオピア(Ethiopia)


首都:アディスアベバ
面積:1,127,127km2(26位)
言語:アムハラ語
1人当たりGDP:1427USD
通貨:ブル(Birr)、1B=4円(2018年8月現在)
詳しくはWikipediaでどうぞ!

15年前に旅人から聞いた、不思議でいっぱいのエチオピア

15年前、中米・ベリーズのキーカーカーという島に行ったときのこと。たまたま出会った日本人4人で飲みながら旅の話をしていた。
1人の男性は世界中を旅している旅のベテランで、インドの話になった時に「インドは本当は行きたくなかった。けどエチオピアに行って不思議なことがあまりにいっぱいあって、なんで???って聞いたら、それはインドに行けばわかるって言われて・・・だから嫌々インドに行ったんだ」彼はそう言ってエチオピアの話を始めた。

正直記憶があやふやな部分も多いのだけれど、彼の話はこんなだった。

  • 世界に200か国も国がある中で、他国の「植民地になったことがない」国は3つしかない。それは日本、タイ、エチオピア
  • 世界で最初の二足歩行原人「ルーシー」が見つかったのはエチオピア。(ルーシーのレプリカはアディスアベバの博物館、本物はスミソニアン博物館にあります)
  • ノアの箱舟が漂着したプールがエチオピアにありそこへ連れて行かれた。「いやいや、冗談でしょ」というと「本当だ」とエチオピア人のオヤジが言い、晴天の天気がみるみるうちに雨になり、目の前のプールに雷が落ちた
  • 世界はエチオピア人のおっさんたちが動かしている。

笑っちゃうかもしれないけれどこんな話で、私自身半信半疑だったのだけれど、でもなんだか面白いなーと思い、いつかエチオピアに行ってみたいなとその時初めて思った。
それ以降、エチオピアに行く機会を伺っていて・・・今回やっとそのエチオピアにやってきたというわけ。
さらに今回、エチオピアについて調べてみれば、エチオピアにはますます不思議なものがあった。

  • エチオピア時間(朝6時が0時)
  • アムハラ語
  • カレンダー(1年が13か月)

 

こんな時代だから、周りに影響されることは多いし、世界は画一的になっていってるけれど、一方でヨーロッパの植民地だらけのアフリカで唯一植民地になったことのない国エチオピアは、きっと今まで見たことや感じたことのない何かを見せてくれるだろうとちょっと期待をしている。
そしてエチオピアはコーヒー発祥の国。ぜひエチオピアのコーヒーを飲んでみたい。
そして未来のアベベを見てみたい。w

なんだか不思議なものがいっぱいありそうで、ワクワクしてしまう。

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翌朝のエチオピア国内線の為だけに、アディスで1泊

ノシベ発の飛行機は1時間遅れの21時にアディスアベバに到着。入国審査もビザカウンターもガラガラで、すんなりアライバルビザも取れ(30日有効のビザで50USD、値段の一覧には日本円もあったけれど「お釣りがない」とのことだった。EURやGBPなど各国通貨の表記も有。)、なんだか拍子抜けしてしまった。荷物をピックアップして外へ出る。
標高2400mで、しかも雨季の8月、外はビックリするほど寒かった。

翌朝のフライトを既に予約してあった為、BOOKINGで空港近くの宿を取ってあり、コンタクトを取って空港ピックアップを頼んであったのだけれど・・・飛行機が遅れたせいか、私の名前の紙を持った人は何処にも見つからなかった。
宿は空港から歩ける距離だけれど、真っ暗な中、20㎏の大荷物を背負って一人歩くのは絶対に嫌だ!諦めてタクシーに乗るも、「OK」といったオヤジも道がわからず・・・。まぁ小さいゲストハウスだし。しょうがなく「maps.me」を頼りに私がナビ。初めてエチオピアに来た私がナビするって。w

 

ゲストハウスは、スタッフもマネージャーもみんな親切だし、部屋は清潔だし、私の中のエチオピアのイメージは完全崩壊。宿のお兄さんに「飲み物買いたいんだけど・・・どこかにお店ある?」と聞くと、わざわざ走って買ってきてくれた。

まあ1泊3000円だからね。この値段を出せば、この国で快適さを買えるということなのかもしれない。

ちなみに私のエチオピアのイメージは
・汚い、臭い
・宿のベッドには南京虫
・人がウザい
・とにかくお金を取ろうとする
エチオピアの方にはごめんなさいだけど、こんなイメージでした。

国内線でラリベラへ

エチオピアの国内線の話はコチラ。

翌朝6時半過ぎ。マネージャーが眠たそうに出てきて、パジャマにサンダル姿で空港まで送ってくれた。w
なんかこういうところが憎めないというか、かわいいというか。

明るくなった朝、空港を見ればターミナル拡張?改装?の工事をしており、中国輸出入銀行や中国の建築会社の名前が。アディスアベバのトラムも中国が作ったものだし、アフリカは、世界は、どんどん中国になっていってるんだなぁと実感した。
ひねくれた私は。中国は日本からODAでお金を出させ、そのお金をアフリカに使ってたんだよ、なんていうひねくれた見方をしてしまう。

ちなみに。中国がこれだけお金を使って投資しているのにも関わらず、この国でも国民の対中感情は決して良いものではない。

 

チェックインカウンターは大行列。昨夜のうちにウェブチェックインをしていて良かったと思った。専用のカウンターに並び、線で待ってると抜かされる抜かされる。w
後ろのオヤジが、「もっと前に出て並びなさい。君が後ろに着かないから横入りされたじゃないか」と。「ほら、そこへ立って」とエチオピアのルールを教えてくれた。
チェックインをした後で「Thank you very much,sir.」とお礼を言うと、にっこり笑って「いいんだよ」って。なんか可愛い。

ゲート前に喫煙所へ行くと、中国人のオヤジ共がタバコを吸っており、私が入るのを見るやいなや一斉にこっちを見て「中国人か??」と言い合ってたので「中国人じゃない。日本人です」と中国語で言うと、「おお、そうか。見分けがつかないな」と。w
私は一発で見分けられるんだけどね~。

 

ラリベラ行きの飛行機は、ゴンダル経由ラリベラ行き。定刻の8:05に離陸。隣に座ってたエチオピア人のオヤジが、どこから来たんだ?どこへ行くんだ?と話しかけてきて、あれこれ話してたらあっという間にゴンダル。ちなみにオヤジはゴンダルで仕事だと言っていた。

オヤジとバイバイしてからウトウトして、10:15、やっとラリベラに到着。
ゴンダルもラリベラも、ビックリするほど小さな空港だけれど、マダガスカルと比べるとかなりしっかりしているなーと思ってしまった。

寝不足だけれど・・・早く教会へ行きたい!と気は急くばかり。

 

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