Austria 1 : ウィーンで街歩き、オペラにザッハトルテ・・・ピンポイントの観光

オーストリア(Austria)


首都:ウィーン
面積:83.870㎢
人口:8.794267人
言語:ドイツ語
通貨:ユーロ(EUR) 1EUR=128円(2018年10月現在)
1人あたりGDP:39.634USD(2008年)
(詳しくはWikipediaをどうぞ)

アフリカから秋の中欧へ

ナミビアから南アフリカ、そしてカタールのドーハを経由した飛行機はオーストリアのウィーンに到着した。

正直に言ってしまうと、「どうしてもウィーンに行きたかった」わけじゃない。
次の予定の10/10まで数日の時間があったし、どうしても「街歩き」をしたかったのが理由。もちろんウィーンに興味はあったけどね。

アフリカにいると、治安面からカメラを持ってブラブラ街歩きをすることが思うようにできないし、仮に街歩きが出来たとしても、歩く楽しさがあまりない場所が多い。
だから・・・・「なんとなく歩く」ということをしたかった。

毎日Tシャツにサンダルで過ごしていた身には、秋の中欧は厳しいかも?なんて思ったけれど、実際ウィーンに着いたら・・・意外に暑かった。w
昼間はTシャツ、夜は1枚羽織る程度の気候。

 

折角のオーストリアだけど、今回はウィーンのみの弾丸詰め込み、ただ歩くだけの観光で!!

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空港から市内まで

ウィーンの空港から市内の中央駅(Hauptbahnhof)まではSバーンという鉄道が走ってるのでこれを利用した。
到着ロビーにある電車の案内に従って地下へと進めばOK。
ちなみに市内へのお値段は4.2EUR、自動券売機でもカード払い可能。
ウィーンに限った話ではないけど、ヨーロッパの電車は改札が無いところがほとんどなので、切符を買ったら自分で打刻することを忘れずに!

私は西駅(Westbahnhof)近くの安宿を取ってあったので、中央駅からはさらに地下鉄で移動した。
この日も翌日も市内交通を利用するだろうと思ったので、地下鉄の駅で「地下鉄・トラム・バスの1日券(24時間券)」を購入。こちらのお値段は8EUR。
これもまた打刻・・・。打刻した時間から24時間有効。

焼き栗でヨーロッパの冬を実感する

さっさと宿に荷物を置いて、地下鉄で中心部へと移動。
ウィーンの街はGoogle mapで乗換を調べられるので便利!!

ドナウ川まで行って、そこからブラブラと歩く。

キレイで歴史の重みを感じる街並み、色づき始めた街路樹・・・素敵すぎ!!
そして何よりアフリカから来た私には、カメラをぶら下げリュックを背負い、プラプラ歩けることが嬉しすぎる。涙

感動できるポイントが明らかに周りの人間とズレてるけれど、そんなズレた感動を噛みしめながら1人でひたすら歩き続けた。w

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中心部へたどり着いて目に入った焼き栗の屋台に思わず駆け寄って購入。
私にとってヨーロッパの冬と言えば焼き栗。
ホクホクで甘くて、ちょっと塩味が付いた焼き栗・・・昔スペイン&ポルトガルに行ったときに見事にハマった。栗は茹でるより焼いたほうが絶対に美味しい!!
焼き栗を食べて、これから冬になるんだな~なんて思いながら更に歩く。

仕掛け時計を見て、教会を見て、街並みを見て・・・

ウィーンと言えばオペラ!!ちょっと味わってみる?

そのまま歩いてオペラ座へ。時刻は5時過ぎ。
オペラ座の周りにはチケットを売る人の姿がチラホラ。

「いつ見たいの?今日?40EURの席があるよ」
そう声を掛けられたけれど、ワンピースもパンプスも持ってない私は気後れしてしまう・・・

「ちょっと考えるね。また後で」
と返事をして「立ち見席」のチケット売り場へ向かった。
(立ち見席のチケット売り場は、オペラ座を正面から見て左側の通路、目立たないけど「Standing」と看板が下がってるのでそこを中へ)
中へ入るとまだそれほど行列は長くなく、これなら大丈夫と確信し、チケットの販売を待つことに。
周りを見渡すと、地元の人や観光客や、客層も年齢層もバラバラ。そしてドレスコードは無いようなものだったので少し安心してしまった。
私が買ったのは4EURの席。
(現金のみなので、小銭の用意をオススメします。また3EURと4EURの2種類ありますが、絶対に4EURがオススメ!)

列に従って会場前のオペラ座の中を歩き・・・絢爛豪華なオペラ座に圧倒されながら自分の「立ち見席」へ行く。
「意外に悪くないな~」というのが感想。もっと見えない席かと思ったけれど、舞台もオーケストラも遠くはあるけれど見られるし、立ち見席にも液晶が付いており劇中は日本語での翻訳を見ることもできる・・・すげぇ。

ただ、当たり前だけれど疲れる。ずーーーっと立ってるのはかなり厳しい。
昼から歩き続けてた上、並び始めてから会場までの2時間も立ち続け、さらに終演までと考えると・・・・気が遠くなりそうだった。w
(ちなみに前後編に分かれてるので、途中休憩あり。ブルジョワな方々に交じりドリンクと軽食を楽しむことが可能です)

私は今回初めてオペラというものを見たのだけれど・・・・面白かった。
ちなみに演目は「ドン パスクワーレ(Don Paspuale)」。
ドニゼッティの傑作と言われてる演目。
笑える部分も沢山あり、歌も生演奏も素晴らしく、飽きずに見ていられた。

 

生歌、生オーケストラってやっぱり心に響く。液晶と舞台を交互に見なければいけないのが残念で・・・言葉がわかったらもっと面白いだろうなと悔しかった。

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深夜に糖質爆弾を投下!!ウィーンでザッハトルテを食らう

足が痛い足が痛いと思いながら終演まで耐え(ちなみに前幕で帰っちゃう人も多いです)、人込みをすり抜けてフラフラした足取りで向かった先は、「ホテル ザッハー」。
この老舗ホテルの中にある「カフェザッハー」はザッハトルテ発祥の店。
ウィーンに来たからには、絶対にここでザッハトルテを食べなければ!!と思ってたので、22時を過ぎた夜遅く、糖質の塊を摂取する決意を固めた。

昼間にチラ見した時より明らかに行列は短くなっており(昼間は大行列・・・2時間位並ぶのかなぁ?という行列だった)これならすぐに順番が来るはず!!と期待して並ぶこと15分・・・
「何人?」と聞かれ「1人」と答えると、前に並ぶ人達をすっ飛ばして中の席へ。こういう時ほど1人でいるメリットを実感することはないかも。w

 

さて。カフェザッハーはこれまた歴史を感じさせる重厚感あふれる内装で、とても豪華で美しい。
ザッハトルテとカフェメランジュ(ウィンナーコーヒー)のセットは16.3 EUR。
ちょっといくらなんでも強気すぎる値段だよね・・・・頼んじゃうけどさ。

肝心のザッハトルテは・・・砂糖の塊。
美味しい・・・といえば美味しいけれど、私には甘すぎた。予想はしてたけど・・・
チョコレートの味より砂糖の味。
添えてある無糖のクリームと合わせると甘さが中和されるけれど、それでも甘い!!そして重たい・・・。

海外で食べるケーキは概して甘く重たい。
日本のケーキは甘さ控えめ。
外国人に言わせると「日本のケーキは美味しいけど甘さがないから何個でも食べられちゃう」そうなのだけれど、確かにこの甘さなら、1個(というか半分)食べれば満足感は半端なく「もっと食べたい!!」という気にはならないよね・・・・。

 

素敵なそのカフェで中国人観光客のオバちゃんが、「お湯くれ」「お湯くれ」と言ってる姿を見て、現実に引き戻された。w
中国人は世界どこへ行っても「白湯」を求める。
忙しく働き、少し迷惑そうな顔をしているウエイターさんを見て、「気持ちはわかるよ・・・」と複雑な気持ちになった夜。
糖質爆弾を投下した私は深夜の宿へ戻った。

深夜に1人で歩けるって・・・・素晴らしい!!

 

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